ED、男性生殖器疾患, 衝脈, 足少陰腎経, 婦人科疾患, 慢性疲労、虚弱体質, 消化器疾患, 任脈

陰交(いんこう)

 

CV7)陰交(yin1jiao1)(いんこう)・丹田・横戸・少関・小関

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方一寸。

※キュンメル点(虫垂炎の診断点)に近い。

【名の由来】

任・衝・足少陰の三陰経が交わる場所である事から。

【交会】

・経絡(3):任脈-衝脈-足少陰経

※甲乙経に「任脈、気衝之会」とある。

【作用】

〔瀉〕調経固帯・利水消腫

【主治】

◆任/衝脈/足少陰経病「逆気して裏急す」

泌尿器、婦人科疾患(生理痛・婦人科系の疼痛、しこり)

身体が膨張したように感じる(自律神経失調、更年期障害・鼻血・喘息、梅核気・皮膚静脈炎)〔瀉〕・

身体が縮んだように感じる(冷え性〔灸200~300壮〕・認知症・貧血・喘息・サルコペニア(加齢による筋力低下)・※ 奔豚)〔補〕 など

 

【配穴】

+湧泉…下腹部痛(鋭い痛み・腹部のしこり・陰部のひきつれ)〔瀉法〕

+委陽…排尿障害〔瀉法〕

+石関…不妊

【症例/個人的見解】

・難経第三十一難には、下焦の病を治す場として「臍下一寸」としている。

・和漢三才図会には「妊婦禁灸」とある。要注意。

 

※腎積奔豚…五積之一。脇腹にしこりが出来、このしこりが時々胸を衝き上げるようで苦しい・腹痛・往来寒熱・骨萎・息切れなど。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

ED、男性生殖器疾患, 致命三十六穴, 足厥陰肝経, 足太陰脾経, 足少陰腎経, 募穴「瀉実」, 婦人科疾患, 小腸, 慢性疲労、虚弱体質, 任脈

関元(かんげん)/丹田(たんでん)/下丹田

 

CV4関元(guan1yuan2)(かんげん)・丹田(dan1tian2)(たんでん)・下丹田・胞門・子宮・血海・次門・下紀・大中極・子戸・子腸・産門・三結交・子処・肓原・小腸募

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方三寸。

・筋肉:白線

・知覚神経:肋間神経前皮枝、腸骨下腹神経前皮枝

・血管:浅腹壁動脈、下腹壁動脈

【名の由来】

「関=関所」「元=元気」。本穴が臍下丹田に位置し、元気が生じる要である事から。

【要穴】

『小腸募穴』

『前三関』

※気功用語。小周天功における重要な関所の一つ。

【交会】

・経絡(4):任脈-足三陰経

【作用】

〔補〕補益腎陽・回陽固脱・引火帰元・陽気温通

〔瀉〕導赤通淋・消積散滞・通経行血・遂寒散血

【弁証主治】

◆小腸病/液病

黄疸・躁鬱、統合失調症・顔が赤い・リンパ節腫・口渇・便秘・過敏性腸症候群、下痢・脈浮洪・13:00~15:00あるいは01:00~03:00の異常など

◆任脈病

泌尿器、婦人科疾患・つわり〔灸27壮〕・尿管結石・下腹部のしこり・痔・糖尿病など

◆足太陰経病

嚥下困難・心窩部痛・胃腸虚弱、萎縮性胃炎など

◆足少陰経病

加齢性の症状(認知症・視力の低下・耳鳴、難聴など)・萎縮性舌炎・毛細気管支炎、肺炎など

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・更年期障害など

【主症主治】

※脱証・諸虚百損、強い冷え性

【弁証配穴】

『兪募配穴(小腸):関元+小腸兪』…小腸病

『募合配穴(小腸):関元+下巨虚』…小腸実熱証〔瀉法〕

『原募配穴(手太陽経):関元+腕骨』…手太陽経病

【主症配穴】

+上巨虚〔瀉〕…口内炎

+帯脈…※奔豚〔金鍼〕

+大敦…※腎疝

+腎兪…慢性腎炎 〔関元は灸〕

+大腸兪…※霍乱・便漏れ〔関元は補〕

+長強…下痢 〔火鍼〕

+太衝〔瀉〕…虫下し

+大陵…血尿

※無症性血尿は膀胱腫瘍(膀胱癌)の可能性もある。要注意。

+陰陵泉〔瀉〕…尿が濁る

+三陰交〔瀉〕…生理痛

【私見】

・個人的には、「関」の付く経穴は、筋骨格系の疼痛に有効なように感じる。本穴に関しては、得気が「期門」周辺に走る感じがするが・・・。

・経絡理論的には、妊娠悪阻に対して最も有効と考えられるが・・・現実的には難がある。

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。骨盤腔内臓器の損傷。

・EDに対する新穴として、神闕~曲骨を3等分した時の2点と、神闕~曲骨の中点から左右外方へ一寸の計4穴を「陽萎穴Ⅲ号」とする。

 

※脱証…珠ような汗がながれ、手足がひどく冷える・眼は閉じ口は開いたまま、手は巻き上がる・尿漏れ・脈微細絶。虚証。描写から考えるに、錐体路、錐体外路変性、進行性球マヒなども含まれるかと。

※腎積奔豚…五積之一。脇腹にしこりが出来、このしこりが時々胸を衝き上げるようで苦しい・腹痛・往来寒熱・骨萎・息切れなど。パニック症候群に類する。

※腎疝…臍下が急に疼痛し、小便頻清。五脈全てが洪緩渋沈急、皆虚しており、腎脈のみ急していないもの。

※霍乱…熱中症に類する。突発性のひどい嘔吐と下痢、胃の気持ち悪さ。寒・熱・乾・湿の区別があり、筋肉の痙攣(特に腹筋・腓腹筋)を生じることもある。コレラや細菌性食中毒も該当。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡ 048-851-9675

精神疾患, ED、男性生殖器疾患, 膀胱, 致命三十六穴, 足厥陰肝経, 足太陰脾経, 足少陰腎経, 募穴「瀉実」, 妊婦禁鍼, 任脈

中極(ちゅうきょく)

 

CV3)中極(zhong1ji2)(ちゅうきょく)・気原(qi4yuan2)(きげん)・玉泉・膀胱募・気魚

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方四寸。

【名の由来】

「極=端」。本穴が正中線上の下端にある事から。星の名に由来するとも。

【要穴】

『膀胱募穴』

【交会】

・経絡(4):任脈-足三陰経

【作用】

〔補〕化気行水・膀胱約束・温補腎陽・補腎培元

〔瀉〕尿竅開通・小便通利・清瀉膀胱湿熱・通経活血・温経散結・活血去瘀

【弁証主治】

◆膀胱病

泌尿器疾患・痔・顔色が黒いなど

◆任脈病/足三陰経病

婦人科疾患(下腹部のしこり・生理痛、腰痛・生理不順など)・性欲の異常・更年期障害(梅核気・心窩部痛など)・胃腸虚弱など

【弁証配穴】

『兪募配穴(膀胱):中極+膀胱兪』…膀胱病

『募合配穴(膀胱):中極+委中』…膀胱湿熱証

『原募配穴(足太陽経):中極+京骨』…足太陽経病

【主症配穴】

+委中…腰痛

+照海…陰部の痒み〔瀉法〕

+太渓…頻尿

+曲泉…排尿痛

+商丘…不妊

+外陵… 男性不妊〔瀉法〕

+肩井…胎盤がでない〔瀉法〕

【症例/個人的見解】

・古典には「妊婦禁鍼」とある。要注意。

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。骨盤腔内臓器の損傷。

・チベット医学では性欲の過剰亢進や異常性癖など(性の精神異常)に本穴を用いるらしい。灸法。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
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足少陰腎経

兪府(ゆふ)

 

KI27)兪府(shu1fu3)(ゆふ)・輸府

【取穴】

前胸部、鎖骨下縁、前正中線の外方二寸。

【名の由来】

「兪=輸」「府=集まる」。足底より輸送され、最後に本穴に足少陰脈気が集う事から。

【作用】

〔瀉〕寛胸理気

【弁証主治】

◆足少陰経病

貧血、血液疾患・痴呆・毛細気管支炎、肺炎・老化症状、更年期障害など

【主症主治】

嘔吐・逆流性食道炎・大動脈炎・心膜炎・心臓神経症・肋間神経痛、肋骨カリエス

【配穴】

+乳根…喘息〔金鍼〕

+照海…リンパの疏通〔瀉法〕

 

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足少陰腎経

彧中(いくちゅう)

 

KI26)彧中(yu4zhong1)(いくちゅう)・域中

【取穴】

前胸部、第1肋間、前正中線の外方二寸。

※納点(肝・胆疾患の圧診点)に近い。

【名の由来】

「彧=模様が華やかで美しい」。本穴が胸郭の上部である事から、中国宮廷建築の天井装飾に喩えて。

【作用】

〔瀉〕寛胸理気・止咳化痰

【弁証主治】

◆足少陰経病

貧血、血液疾患・痴呆・毛細気管支炎、肺炎・老化症状、更年期障害 など

【主症主治】

嘔吐・逆流性食道炎・乳腺炎・大動脈炎・心膜炎・心臓神経症・肋間神経痛・肝炎

 

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足少陰腎経

神蔵(しんぞう)

 

KI25)神蔵(shen2cang2)(しんぞう)

【取穴】

前胸部、第2肋間、前正中線の外方二寸。

※小野寺肺点(肺・気管支リンパ節の診断点)に近い。

※納点(肝・胆疾患の圧診点)に近い。

【名の由来】

本穴が心肺の境界に位置し、これより下に心(神)を蔵する事から。

【弁証主治】

◆足少陰経病

貧血、血液疾患・痴呆・咳嗽、喘息・老化症状、更年期障害 など

【主症主治】

嘔吐・逆流性食道炎・乳腺炎・大動脈炎・心膜炎・心臓神経症・肋間神経痛・肝炎・高血圧

【配穴】

+璇璣…胸苦しさ・項のこわばり

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
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足少陰腎経

霊墟(れいきょ)

 

KI24)霊墟(ling2xu1)(れいきょ)・霊墻

【取穴】

前胸部、第3肋間、前正中線の外方二寸。

※納点(肝・胆疾患の圧診点)に近い。

【名の由来】

「霊=心神」「墟=高所」。本穴が玉堂(心神の居)の傍らにあり、乳房の高い位置にある事から。

【作用】

〔補〕寧心安神

〔瀉〕宣肺理気

【弁証主治】

◆足少陰経病

貧血、血液疾患・痴呆・咳嗽、喘息・老化症状、更年期障害 など

【主症主治】

嘔吐・逆流性食道炎・乳腺炎・心膜炎・肋間神経痛・肝炎

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
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