《アーユルヴェーダ・マルマ》, ストレス/不安障害、パニック障害, 線維筋痛症・機能性疼痛疾患, 脳、神経症状, 脳力・認知機能向上, 足少陽胆経

天衝(てんしょう)

 

GB9)天衝(tian1chong1)(てんしょう)・天衢

【取穴】

頭部、耳介の付け根の後縁の真上、髪際の上方二寸。

※GB8)率谷の後方五分にある。

※個人的には本穴は「鱗状縫合上、曲鬢と浮白の間の後1/3」に取穴すべきと考える。

【名の由来】

「天=頭頂」「衝=通路」。本穴が百会に通じる事から。頭部気滞を疏通させる効があるからとも。

【交会】

・経絡(2):足少陽経-足太陽経

【作用】

〔瀉〕清熱散風

【弁証主治】

◆足少陽経病

偏頭痛 〔灸・巨刺〕・口苦・溜息・脇肋痛・足首痛・皮膚の腫れ、乾燥など

◆足太陽経病

風邪・発熱による疼痛など

【主症主治】

パニック症候群・てんかん・中枢性疼痛、機能性疼痛疾患・歯茎の炎症・甲状腺腫

【配穴】

+目窓+風池…頭痛〔瀉法〕

+大横…精神疾患〔瀉法〕

【症例/個人的見解】

・個人的には頭部の穴は、頭蓋縫合に沿って配穴すべきと考える。

・名の由来をみる限り、脳内への流注は本穴から入ると思われる。島皮質(心「内臓感覚や情動」と身体「外的刺激」を統合する領野。外側溝の奥にある)に関する疾患には試してみるべきかも。

・アーユルヴェーダでは5つの頭蓋縫合線自体を「simanta(毛髪の分け目/関節のマルマ)」と捉えている。パニック症候群など過剰な感情の起伏に効があるとされる。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵

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