カテゴリー: 筋の過緊張、こわばり
保護中: 身柱(しんちゅう)
保護中: 筋縮(きんしゅく) ※膵兪(すいゆ)
60代 男性 指のこわばり
50代 女性 全身疲労
過去、色々なマッサージを経験しましたが、こちらが一番効果があり、満足です。
これからもよろしくお願いいたします。
40代 女性 肩こり
はりきゅうで、ほぐしてもらえるのでコンビネーションが新鮮です。
骨盤のずれなど正していけるようでしたら、お願いしたいと思います。
(特に頚が前に出ているという自覚症状はあり)
丘墟(きゅうきょ)
GB40)丘墟(qiu1xu1)(きゅうきょ)
【取穴】足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方。
※抵抗に抗して足の第2指から第5指を伸展させると、長指伸筋腱が明瞭に現れる。
【名の由来】「丘=小さい隆起」「墟=大きい隆起」。本穴が外果の際にある事から。
【要穴】
『胆原穴(木性)』
『根結:足少陽之溜』
【作用】
〔補〕補益原気・扶正袪邪・疏肝健脾
〔瀉〕利胆疏肝・駆邪散滞・清宣少陽・鬱熱消散
【弁証主治】
◆胆病
悪寒戦慄をともなう高熱、往来寒熱・リンパ節腫・胆石〔透照海〕・几帳面な性格、イライラして怒りやすい・23:00~01:00あるいは11:00~13:00の異常など
◆心病
健忘・睡眠障害・貧血、血液疾患・喉渇・心痛・動悸、胸苦しさ・掌の火照り・臍上の強い拍動、※癥積・静脈瘤・冷えのぼせなど
◆足少陽経(筋)病
半身不随・偏頭痛・外眼眦痛・耳鳴・難聴・口苦・溜息・胸鎖乳突筋のこわばり・鎖骨窩痛・肩痛・脇肋、側腹部痛・鼠径部痛・膝外側痛・こむら返り・皮膚の乾燥など
【主症主治】足首痛・外踝痛・足甲痛・足第4指の痛み、マヒ・ガングリオン
【弁証配穴】
『原絡配穴(胆⇒肝):丘墟+蠡溝』…胆病/筋病
『原募配穴(足少陽経):日月+丘墟』…足少陽経病
『原合配穴(少陽経):丘墟+陽陵泉』…足少陽経(筋)病
【主症配穴】
+曲池…胆嚢炎・肝炎〔丘墟透照海〕〔黄疸が強い場合は腕骨・至陽を追加〕
+金門…こむら返り
+竜眼〔瀉血〕…帯状疱疹〔丘墟透照海〕
【症例/個人的見解】
・原穴はその臓腑経絡に加え、子午の表裏にある臓腑経絡も主治する。すなわち胆原穴である丘墟は、手少陰心経の病(主に所生病)も主治とする。
・丘墟を打つ際は、「照海」の方へ向けて刺鍼することが基本。
※癥積…腹内に明確なしこりがあって、痛みや張りが強く、固定して移動しないもの。