筋の過緊張、こわばり, 能力開発, 陰蹻脈, 足少陽経筋, 八宗穴(八脈交会穴)

保護中: 当院での「歪み」のとらえ方 -陰蹻脈(骨)と足少陽経筋(筋肉)-

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くらしのツボ, バランス向上, 腰背部痛, 陰蹻脈, 剣道, 動きの東洋医学

あなたはキレイにしゃがめますか?-蹲踞のキキメ-

こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院伍行庵】の吉田です。

皆さん、【蹲踞(そんきょ)】というのはご存じですか? この姿勢です(顔が怖くてスイマセン(;^_^A)。%e8%b9%b2%e8%b8%9e

私は昨年から、子供の頃やってた剣道に再挑戦しているんですが(剣道界ではこういうのをリバ剣というそうです)・・・

今の子供たちの稽古を観ていて、この蹲踞でうまくバランスのとれない子が多いような。

生活が洋式化し、深くしゃがむ必要もなくなってきたせいでしょうが・・・

この蹲踞、実は実生活でも大切です。

以前の記事でも書きましたが、上手く”しゃがめない”ヒトは、中腰で重い物を持ち上げようとする傾向があります。

コレは腰にとっては非常に危険。

ここは一つ、バランス感覚を養う意味でも、皆さんもキレイに【蹲踞(そんきょ)】を決めてみましょう。

ポイントは重心のイメージ。

ヒトの身体には骨盤(下丹田)・胸郭(中丹田)・頭(上丹田)という3つの重心があります。

この3つに加えてもう一つ。

足首・・・特に内くるぶしが大事。

この4つが縦に垂直に積みあがっている時、ヒトの姿勢はとても美しくなります。%e8%b9%b2%e8%b8%9e%e3%81%a8%e9%87%8d%e5%bf%83

そしてこの積み上げのイメージができたら・・・そこから「膝を抜く」だけ。%e3%81%97%e3%82%83%e3%81%8c%e3%81%bf%e6%96%b9

ストンを腰が落ちて、足首の上に3つの重心が積みあがるはずです。

今回、強調した”内くるぶし”。

此処には【照海(しょうかい)】というツボがありますが、東洋医学的にこのツボは、【陰蹻脈(いんきょうみゃく)】の重要ポイント。ツボ 照海

『蹻』という字は、高下駄芸や跳躍芸など「高度なバランス感覚」を意味します。

足首と体幹の重心がキレイに連動する動きは、どのスポーツにとっても・・・また生活でのケガのリスクを減らす意味でも、とても重要です。

武道をやる子もそうでない方も。 日々の生活に蹲踞、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

さて。

エラそうな事書きましたが、私、剣道は実に20数年ぶりというほぼ素人(;^_^A

毎稽古ごと、先生方にご指導いただくばかりです。

それでもなかなか治らない(;^_^A(;^_^A

職業柄、せっかく知識はあることですし、先生方の教えを解剖や運動力学に置き換えて、日々試行錯誤しております。

その辺りの悪戦苦闘ぶりも、今後このブログに挙げていこうかとは思っていますが・・・ あくまで私(20数年ぶりほぼ素人!大事なので2回言います!!)の試行錯誤なので、決して指導者の言などと思われませんように。

こうご期待^^)!

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百会(ひゃくえ)/泥丸(でいがん) ※四神聰(ししんそう)

 

GV20)百会(bai3hui4)(ひゃくえ)・泥丸・鬼門・三陽五会・嶺上・天満

 

【取穴】頭部、前正中線上、前髪際の後方五寸。

※前髪際と後髪際を結ぶ線上の中点の前方一寸にある陥凹部。

※耳を折り返したとき、両耳尖を結ぶ線の中点にある。

【名の由来】本穴にて五経が交わる事から。

【交会】

・経絡(8):督脈-(手)足太陽経-手足少陽経-足厥陰経-(手足陽明経-陰蹻脈)

※一説には六陽経全ての交会とも。

※一説には陰蹻脈の交会とも。

・経別:第五合(手少陽の別れる処)

【作用】

〔補〕 『髄海(頭街)之兪/補髄益脳・昇陽益気・回陽固脱』

〔瀉〕 『治熱病五十九兪/清脳開竅・熄風潜陽・去風散寒・通督解痙・鼻竅温通』

【弁証主治/百病を皆治す】

◆督脈病/頭街の病/陰蹻脈病「陽緩み陰急す」

※脱証・半身不随〔透曲鬢〕・発作性の痙攣、ひきつけ・躁鬱、不安障害〔灸〕・注意欠陥多動性障害、統合失調症・健忘・自律神経失調 、嗜眠・頭痛・頭が重く、ふらふらする・視力低下、眼裏痛・肩背部痛・腰背部痛・※昌陽脈腰痛・四肢の痛み、マヒ、冷え、こわばり・皮膚の強いしびれやこわばり・部位がはっきりしない疼痛・錐体外路系障害など

◆陽病

悪寒戦慄・悪風発熱・黄疸・多汗・出血傾向・発熱による疼痛・歯痛・口苦、口渇・顔色が黒い・皮膚の乾燥)・蕁麻疹、発疹〔瀉血〕など

◆足厥陰経病

※積聚・性欲の異常・※疝痛・泌尿器、婦人科疾患〔灸〕・更年期障害など

◆三焦病

耳鳴、難聴・喉痛・※副腎皮質機能亢進症状など

 

【主症主治】鼻づまり・鼻水が止まらない〔灸〕

【主症配穴】

『中風七穴:百会+風池(曲鬢)+肩井+大椎(風市)+足三里+間使(懸鐘)+曲池/半身不随』

『三才穴:百会+湧泉+水溝/意識障害・昏睡』

⇒膻中⇒玉堂…注意欠陥多動性障害、統合失調症など(熱い精神疾患)〔灸:チベット医学の技法。百会⇒膻中⇒玉堂の順に施灸していく。順番が大切らしい〕

+隠白…意識障害・昏睡〔瀉法〕

+絲竹空…涎をたらす

+風池〔灸法〕…発作性の痙攣・ひきつけ

+太衝…四肢の痙攣

+神庭…発熱

+顖会…嗜眠〔瀉法〕

+水溝…不安障害

+少商〔瀉血〕…鼻血〔百会は灸〕

+鳩尾…小児の脱肛〔先ず百会に灸、後に鳩尾〕

+帯脈…おりものに血や膿が混じる・子宮脱垂〔灸法〕

【症例検証/個人的見解】

・個人的には本穴は「前正中線上、矢状縫合の中点」に取穴すべきと考える。

・陰蹻脈は「泥丸(百会)に通ず」とされる。一方「天門(顖会)を開く」ともされ、どちらを頭部の基準点とすべきかは、悩ましいところ。

・週一で本穴に透熱灸を据えている患者さんの話では、髪が黒くなってきたとのこと。

・第5合は、他の経別と比べ特殊な走行をとる。霊枢経別第十一での手少陽経別の記述は、手太陽経の記述と対になっている。この対が何を意味するのかは、現時点では不明。

・「陽緩み陰急す」を姿勢からみると、前傾前屈姿勢となる。この姿勢に加え、「蹻=足を高くあげて歩く・力強く歩く様・敏捷」を病むと考えた時、パーキンソン病をはじめとするような錐体外路系の変性疾患に対して、陰蹻脈は適応かと考える。

・戦国時代の武将、松永弾正久秀は自害の間際、「切腹中に中風がおこり、五体がままならなくなること」を畏れ、百会に灸を据えさせたと云う。当時から脳卒中の予防穴として有名だった様子。

・アーユルヴェーダでは5つの頭蓋縫合線自体を「simanta(毛髪の分け目/関節のマルマ)」と捉えている。パニック症候群など過剰な感情の起伏に効があるとされる。

 

※脱証…珠ような汗がながれ、手足がひどく冷える・眼は閉じ口は開いたまま、手は巻き上がる・尿漏れ・脈微細絶。虚証。描写から考えるに、錐体路、錐体外路変性、進行性球マヒなども含まれるかと。

※昌陽之脈腰痛…腰痛が脇肋までひきつれ、視界がぼやけ、甚だしい時には背中が反り返り、舌が巻き上がって話せない。

※積聚…お腹の中にしこりがあり、張れや痛みを伴う病証。一般に、しこりが明らかで、痛みや張りが強く、位置が一定なものを積。しこりが不明瞭で、一時的に張りがきて痛みが移動するものを聚という。

※疝気・疝…元来は腹痛を指したが、現在は色々な意味をもたせている。体腔内容物が外に突出する事の総称。ヘルニア。生殖器・睾丸・陰嚢部の病証。腹部激痛に二便不通が伴う病証。腸閉塞・腹膜炎の類etc。

※副腎皮質機能亢進症

・クッシング症候群…糖質コルチコイドの過剰分泌によって生じる。満月様顔貌・体内の蛋白質減少・高血糖・高血圧・精神異常など。

・コン症候群…電解質コルチコイドの過剰分泌によって生じる。Na⁺貯留・K⁺消失・多尿・多飲・高血圧・虚弱など。

・副腎性器症候群…副腎アンドロゲンの過剰分泌によって生じる。女性では体型の男性化・思春期の男性においては、精巣が未熟であるにも関わらず、第2次性徴のみが早熟する。

 

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四神聰(si4shen2cong1)(ししんそう)・神聰

※経外奇穴『太平聖恵方』

【取穴】頭頂部。百会の前後左右一寸。計4穴。

【名の由来】「神=神志」「聰=聡明」。本穴が百会の前後左右に位置し、神明を啓かにし、頭脳を明晰にする効を持つ事から。

【作用】〔瀉〕理気降逆・醒神開竅

【弁証主治】肝火証〔瀉血〕

【主症主治】頭痛・眼痛・半身不随・てんかん・パーキンソン病・精神疾患・健忘・小児の多動性症候群・不眠・めまい・円形脱毛症

【配穴】+太衝…頭痛〔四神聡は瀉血〕

【症例】

・百会と併せて用いる事が多い。

・円形脱毛症の患者に対し、頭皮の感触の違和感から四神聰様に前後左右4穴を選定し、百会に向けての横刺をして効果を得ることがあった。その時は百会の前後左右二寸強であった。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675