皆さん、こんにちは。
さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院伍行庵】の吉田です。
前回、このブログで取り上げた「記憶力と膵臓の関係」。
その後、自分でも色々しらべてみたのですが・・・なかなか興味深いはなしが脳と膵臓の間にはあるようです。
なので今回は東洋医学、あんまり関係しませんが、「記憶と膵臓の関係性 その2」を。
前回のNHKスペシャル『人体』では、膵臓からでる「インスリン」が、脳の記憶細胞を増やす働きがあるとしていました。
このインスリンというホルモンは、食事から吸収された”糖”が血中に増える・・・つまり血糖値が上がると、自動的に膵臓から分泌されます。
筋肉や脂肪や肝臓に働きかけて血糖値を下げ、さらに脳にも直接作用しているということですが・・・
このインスリンの量は記憶力と密接にかかわるらしく、空腹時(インスリン少ない)には記憶力が上がる という研究結果もあります。
つまり 「満腹で記憶細胞が増え、空腹で記憶力が高まる」 ということ。
肝腎なのはこの、メリハリ。
インスリンが記憶細胞を増やすからといって、のべつまくなし甘いモノを食べていると・・・インスリンに脳が馴れてしまい、細胞を生み出さなくなってしまいます。
最近では、アルツハイマー病も、その実態は「脳の糖尿病」である可能性が高まっているとか。
脳を健やかに保つには「膵臓に負担をかけない(適度な炭水化物とたくさんの繊維質)食事」と「食事のメリハリ」。
まずは・・・間食をやめ、お菓子類は手元に届く距離に置かないこと。
食事の前には、しっかり「空腹」を実感できるよう、日々の食事の量や内容、食事の間隔を調整すること。
「空腹」もまた「良薬」です。
永く元気な生活のためにも、今一度、食習慣を見直しましょう!