ED、男性生殖器疾患, 胸腹神経, 衝脈, 足少陰腎経, 婦人科疾患, 慢性疲労、虚弱体質, 消化器疾患, 任脈

陰交(いんこう)

CV7陰交(yin1jiao1)(いんこう)・丹田・横戸・少関・小関

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方一寸。

・筋肉:白線

・知覚神経:胸腹神経前皮枝 Anterior cutanous baranches of Thoracoabdominal nerves(T6~T12脊髄神経前枝)

・血管:浅腹壁動脈、下腹腔動脈

※キュンメル点(虫垂炎の診断点)に近い。

【名の由来】

任・衝・足少陰の三陰経が交わる場所である事から。

【交会】

・経絡(3):任脈-衝脈-足少陰経

※甲乙経に「任脈、気衝之会」とある。

【作用】

〔瀉〕調経固帯・利水消腫

【主治】

◆任/衝脈/足少陰経病「逆気して裏急す」

泌尿器、婦人科疾患(生理痛・婦人科系の疼痛、しこり)

身体が膨張したように感じる(自律神経失調、更年期障害・鼻血・喘息、梅核気・皮膚静脈炎)〔瀉〕・

身体が縮んだように感じる(冷え性〔灸200~300壮〕・認知症・貧血・喘息・サルコペニア(加齢による筋力低下)・※ 奔豚)〔補〕 など

【配穴】

+湧泉…下腹部痛(鋭い痛み・腹部のしこり・陰部のひきつれ)〔瀉法〕

+委陽…排尿障害〔瀉法〕

+石関…不妊

【私見】

・難経第三十一難には、下焦の病を治す場として「臍下一寸」としている。

・和漢三才図会には「妊婦禁灸」とある。要注意。

 

※腎積奔豚…五積之一。脇腹にしこりが出来、このしこりが時々胸を衝き上げるようで苦しい・腹痛・往来寒熱・骨萎・息切れなど。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡ 048-851-9675

ED、男性生殖器疾患, 胸腹神経, , 致命三十六穴, 免疫力、抵抗力向上, 原穴, 慢性疲労、虚弱体質, 三焦, 任脈

気海(きかい)

CV6気海(qi4hai3)(きかい)・丹田・脖胦・下肓

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方一寸五分。

・筋肉:白線 Linea alba

・知覚神経:胸腹神経前皮枝(T11) Anterior cutaneous branches of Thoracoabdominal nerves

・血管:浅腹壁動脈 Superficial epigastric artery・下腹壁動脈 Inferior epigastric artery

【名の由来】

「気=真気」。本穴が臍と丹田の中点にあり、真気の集まる場である事から。

【要穴】

『肓之原』

【作用】

〔補〕培補元気・調補下焦・補腎益気・真陽固精

〔瀉〕行気散滞・理気行血・去邪散滞・温陽散寒

【弁証主治】

◆真陽不足〔灸補〕

脱証・小児のひきつけ・精神衰弱・難聴・内臓下垂・水様の下痢・冷え性など

◆任脈病

泌尿器、婦人科疾患・げっぷ、腹部のしこり、※瘕聚 、※奔豚〔灸100壮〕・便秘・痔・糖尿病・更年期障害など

【主症配穴】

+大巨〔瀉〕…てんかん

+水分…むくみ〔皮内鍼の様な浅刺でも可〕

+章門…下半身の冷え〔灸法〕

+三陰交…遺精

【私見】

・「肓之原は脖胦に出ず」と云う。霊枢九針十二原第一では、五臓の原穴左右十穴に「鳩尾」と「気海」を加えて十二原としている。その重要性は一考かと。

・本穴は「男子の生気之海」とされる。泌尿器疾患に。

・古典に「妊婦禁灸」とある。要注意。

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。骨盤腔内臓器の損傷。

・皮膚分節などから考えるなら、「脊中」および「脾兪」などともリンクするかも。

 

※瘕聚…腹内に結塊があって、張れや痛みを伴う病証。積塊が不明瞭で、一時的に張りがきて痛みが移動するものを聚という。

※腎積奔豚…五積之一。脇腹にしこりが出来、このしこりが時々胸を衝き上げるようで苦しい・腹痛・往来寒熱・骨萎・息切れなど。

※脱証…珠ような汗がながれ、手足がひどく冷える・眼は閉じ口は開いたまま、手は巻き上がる・尿漏れ・脈微細絶。虚証。描写から考えるに、錐体路、錐体外路変性、進行性球マヒなども含まれるかと。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
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ED、男性生殖器疾患, 肥満あるいは極度の痩せ, 募穴「瀉実」, 三焦, 代謝障害, 任脈

石門(せきもん)

 

CV5)石門(shi2men2)(せきもん)・利機・精露・丹田・命門・三焦募・絶孕

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方二寸。

【名の由来】

「石=詰まって通らない」。本穴が腹痛で小腹の硬い状態に効果がある事から。本穴に鍼をすると産道が閉ざされ、子供ができなくなると言われているからとも。

【要穴】

『三焦募穴』

【作用】

〔瀉〕理気止痛・通利水道

【弁証主治】

◆三焦病/気病

多汗・むくみ・21:00~23:00あるいは09:00~11:00の異常・※副腎皮質機能亢進症状など

◆脾病

貧血、血液疾患・胃腸虚弱、萎縮性胃炎〔灸〕など

◆任脈病

泌尿器、婦人科疾患・下腹部のしこり・痔・糖尿病など

【弁証配穴】

『兪募配穴(三焦):石門+三焦兪』…三焦病

『募合配穴(三焦):石門+委陽』…三焦実証 〔瀉法〕

『原募配穴(手少陽経):石門+陽池』…手少陽経病

【症例/個人的見解】

・難経六十六難に「臍下腎間の動気は人の生命、十二経の根本なり。故に名を原という。三焦とは原気の別使(脈)にして三気を通じ五臓六腑を営するを主す。原とは三焦の尊号なり」とある。本穴を三焦募とするのも、是に由来するものと思われる。

・三焦は原の陽気(腎陽・元陽=命門)との関わりが強く、此処では三焦の実体を臍下丹田(胞宮)と仮定する。

・禁鍼灸穴ではないが、名の由来を見るに女性には控えるべきか?ただ本穴の下一寸に婦人科の妙穴「関元」が、上五分には「男子の生気之海」とされる「気海」がある。一応考慮のこと。

・三焦が気の生ずる所である事を考えると、全身の気機と水道の調整に効果が高いかと思われる。

・個人的には、三焦とは、脂肪を介して包括されるさまざまな組織-腹膜後器官(腎臓・副腎皮質・膵臓・十二指腸・直腸など)や胸腺、およびその産生するホルモンなど-と考えている。 ※副腎皮質ホルモンの亢進は、胸腺を萎縮させ、免疫を抑制する。この三者の働きは、当院が考える「ホメオスタシスの五角形」の要になるのではと考える。

 

 

※副腎皮質ホルモン…ステロイドホルモン。いすれも生体のエネルギー利用を高める方向に左右する。ストレスに対して視床下部(CRH)⇒下垂体前葉(ACTH)⇒副腎皮質と、血中ホルモンの作用により促進され、血中のステロイド濃度が上位中枢に抑制的に働く。

・糖質コルチコイド…血糖値の上昇・タンパク質分解促進・抗炎症作用・免疫抑制作用・胃酸分泌促進など。クッシング症候群(過剰分泌)では、満月様顔貌・蛋白質質減少・高血糖・高血圧・精神異常などを生じる。

・電解質コルチコイド…血液量の減少やNa⁺濃度の低下に反応してNa⁺再吸収・水分再吸収・K⁺排出を促す。コン症候群(過剰分泌)では多尿・多飲・高血圧・虚弱などを生じる。

・副腎アンドロゲン…通常、活性は弱い。身体を男性化する。副腎性器症候群(過剰分泌)では、女性では体型の男性化・思春期の男性においては、精巣が未熟であるにも関わらず、第2次性徴のみが早熟する。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675

ED、男性生殖器疾患, 胸腹神経, 致命三十六穴, 足厥陰肝経, 足太陰脾経, 足少陰腎経, 募穴「瀉実」, 婦人科疾患, 小腸, 慢性疲労、虚弱体質, 任脈

関元(かんげん)/丹田(たんでん)/下丹田

CV4関元(guan1yuan2)(かんげん)・丹田(dan1tian2)(たんでん)・下丹田・胞門・子宮・血海・次門・下紀・大中極・子戸・子腸・産門・三結交・子処・肓原・小腸募

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方三寸。

・筋肉:白線 Linea alba

・知覚神経:胸腹神経前皮枝(T12)  Anterior cutaneous branches of Thoracoabdominal nerves

・血管:浅腹壁動脈 Superficial epigastric artery・下腹壁動脈 Inferior epigastric artery

【名の由来】

「関=関所」「元=元気」。本穴が臍下丹田に位置し、元気が生じる要である事から。

【要穴】

『小腸募穴』

『前三関』

※気功用語。小周天功における重要な関所の一つ。

【交会】

・経絡(4):任脈-足三陰経

【作用】

〔補〕補益腎陽・回陽固脱・引火帰元・陽気温通

〔瀉〕導赤通淋・消積散滞・通経行血・遂寒散血

【弁証主治】

◆小腸病/液病

黄疸・躁鬱、統合失調症・顔が赤い・リンパ節腫・口渇・便秘・過敏性腸症候群、下痢・脈浮洪・13:00~15:00あるいは01:00~03:00の異常など

◆任脈病

泌尿器、婦人科疾患・つわり〔灸27壮〕・尿管結石・下腹部のしこり・痔・糖尿病など

◆足太陰経病

嚥下困難・心窩部痛・胃腸虚弱、萎縮性胃炎など

◆足少陰経病

加齢性の症状(認知症・視力の低下・耳鳴、難聴など)・萎縮性舌炎・毛細気管支炎、肺炎など

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・更年期障害など

【主症主治】

※脱証・諸虚百損、強い冷え性

【弁証配穴】

『兪募配穴(小腸):関元+小腸兪』…小腸病

『募合配穴(小腸):関元+下巨虚』…小腸実熱証〔瀉法〕

『原募配穴(手太陽経):関元+腕骨』…手太陽経病

【主症配穴】

+上巨虚〔瀉〕…口内炎

+帯脈…※奔豚〔金鍼〕

+大敦…※腎疝

+腎兪…慢性腎炎 〔関元は灸〕

+大腸兪…※霍乱・便漏れ〔関元は補〕

+長強…下痢 〔火鍼〕

+太衝〔瀉〕…虫下し

+大陵…血尿

※無症性血尿は膀胱腫瘍(膀胱癌)の可能性もある。要注意。

+陰陵泉〔瀉〕…尿が濁る

+三陰交〔瀉〕…生理痛

【私見】

・個人的には、「関」の付く経穴は、筋骨格系の疼痛に有効なように感じる。本穴に関しては、得気が「期門」周辺に走る感じがするが・・・。

・経絡理論的には、妊娠悪阻に対して最も有効と考えられるが・・・現実的には難がある。

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。骨盤腔内臓器の損傷。

・EDに対する新穴として、神闕~曲骨を3等分した時の2点と、神闕~曲骨の中点から左右外方へ一寸の計4穴を「陽萎穴Ⅲ号」とする。

 

※脱証…珠ような汗がながれ、手足がひどく冷える・眼は閉じ口は開いたまま、手は巻き上がる・尿漏れ・脈微細絶。虚証。描写から考えるに、錐体路、錐体外路変性、進行性球マヒなども含まれるかと。

※腎積奔豚…五積之一。脇腹にしこりが出来、このしこりが時々胸を衝き上げるようで苦しい・腹痛・往来寒熱・骨萎・息切れなど。パニック症候群に類する。

※腎疝…臍下が急に疼痛し、小便頻清。五脈全てが洪緩渋沈急、皆虚しており、腎脈のみ急していないもの。

※霍乱…熱中症に類する。突発性のひどい嘔吐と下痢、胃の気持ち悪さ。寒・熱・乾・湿の区別があり、筋肉の痙攣(特に腹筋・腓腹筋)を生じることもある。コレラや細菌性食中毒も該当。

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精神疾患, ED、男性生殖器疾患, 膀胱, 致命三十六穴, 足厥陰肝経, 足太陰脾経, 足少陰腎経, 募穴「瀉実」, 妊婦禁鍼, 任脈

中極(ちゅうきょく)

 

CV3)中極(zhong1ji2)(ちゅうきょく)・気原(qi4yuan2)(きげん)・玉泉・膀胱募・気魚

【取穴】

下腹部、前正中線上、臍中央の下方四寸。

【名の由来】

「極=端」。本穴が正中線上の下端にある事から。星の名に由来するとも。

【要穴】

『膀胱募穴』

【交会】

・経絡(4):任脈-足三陰経

【作用】

〔補〕化気行水・膀胱約束・温補腎陽・補腎培元

〔瀉〕尿竅開通・小便通利・清瀉膀胱湿熱・通経活血・温経散結・活血去瘀

【弁証主治】

◆膀胱病

泌尿器疾患・痔・顔色が黒いなど

◆任脈病/足三陰経病

婦人科疾患(下腹部のしこり・生理痛、腰痛・生理不順など)・性欲の異常・更年期障害(梅核気・心窩部痛など)・胃腸虚弱など

【弁証配穴】

『兪募配穴(膀胱):中極+膀胱兪』…膀胱病

『募合配穴(膀胱):中極+委中』…膀胱湿熱証

『原募配穴(足太陽経):中極+京骨』…足太陽経病

【主症配穴】

+委中…腰痛

+照海…陰部の痒み〔瀉法〕

+太渓…頻尿

+曲泉…排尿痛

+商丘…不妊

+外陵… 男性不妊〔瀉法〕

+肩井…胎盤がでない〔瀉法〕

【症例/個人的見解】

・古典には「妊婦禁鍼」とある。要注意。

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。骨盤腔内臓器の損傷。

・チベット医学では性欲の過剰亢進や異常性癖など(性の精神異常)に本穴を用いるらしい。灸法。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
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精神疾患, ED、男性生殖器疾患, 腸骨下腹神経, 致命三十六穴, 足太陰経筋, 任脈

曲骨(きょくこつ)

 

CV2曲骨(qu3gu3)(きょくこつ)・屈骨・屈骨端・尿胞・回骨

【取穴】

下腹部、前正中線上、恥骨結合上縁。

・筋肉:白線 Linea alba

・知覚神経:腸骨下腹神経前皮枝 Anterior cutaneous branch of Iliohypogastric nerve

・血管:浅腹壁動脈 Superficial epigastric artery・下腹壁動脈 Interior epigastric artery

【名の由来】

本穴が恥骨上際にあり、会陰より曲がって、身体前面に上行する部位である事から。

【交会】

・経絡(2):任脈-足厥陰経

・経筋:足太陰経筋の結する処?

【作用】

〔瀉〕通利小便・調経止痛

【弁証主治】

◆任脈病

泌尿器、婦人科疾患・腹部のしこり・痔・糖尿病など

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・更年期障害など

◆足太陰経筋病

脇腹、下腹部~臍、陰部への引きつれと鋭い痛み・股関節痛・陰部痛・下腿内側痛・内踝痛・足母指痛・背深部の痛みなど

【配穴】

+陰廉…女陰の掻痒〔瀉法〕

+気衝…子宮脱垂〔瀉法〕

【私見】

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。恥骨骨折、骨盤腔内臓器の損傷。

・EDに対する新穴として、陰茎根部の上下左右計4穴を『陽萎穴Ⅴ号』とする。

・チベット医学では性欲の過剰亢進や異常性癖など(性の精神異常)に本穴を用いるらしい。灸法。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
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ED、男性生殖器疾患, 致命三十六穴, 陰部神経, 衝脈, 十三鬼穴(多動性精神疾患), 後大腿皮神経, 意識障害, 任脈

会陰(えいん)

 

CV1)会陰(hui4yin1)(えいん)・屏翳(ping2iyi4)(へいえい)・鬼蔵(gui3cang2)(きぞう)・下極・金門・海底・下陰別

【取穴】

会陰部、男性は陰嚢根部と肛門を結ぶ線の中点、女性は後陰唇交連と肛門を結ぶ線の中点。

※側臥位あるいは膝胸位で、肛門と外生殖器の中央にある。

・筋肉:会陰腱中心・外肛門括約筋

・運動神経:陰部神経

・知覚神経:後大腿皮神経の会陰枝、陰部神経

・血管:内陰部動脈

【名の由来】

「陰=二陰(ここでは生殖器と肛門)」。本穴がその間にある事から。

【交会】

・経絡(3):任脈-督脈-衝脈(一源三岐)

・経別:第一合(肛門/足太陽の別れ入る処・足少陰の別れ合する処)

【作用】

〔瀉〕醒神鎮驚・通調二陰

【弁証主治】

◆任脈病

泌尿器、婦人科疾患・腹部のしこり・慢性の痔、脱肛・下痢、ひどい血便・糖尿病など

◆督脈病(膀胱/腎)病

溺水窒息、意識障害・※脳風、痴呆・てんかん・痙攣、チック・シェーグレン症候群、膠原病・顔色が黒い・肩背部痛・腰背部の痛み、悪寒・膝、四肢の冷えなど

◆衝脈病「逆気して裏急す」

身体が縮んだように感じる(自律神経失調、更年期障害・サルコペニア(加齢による筋力低下))〔補〕

身体が膨張したように感じる〔瀉〕

内眼眦痛・喘息・股関節痛・皮膚静脈炎など

【配穴】

『十三鬼穴:水溝〔左禾髎~右禾髎の透刺?〕⇒少商〔3分刺入〕⇒隠白〔3分刺入〕⇒太淵(大陵)〔5分刺入〕⇒申脈〔火鍼3分〕⇒風府⇒頬車〔温鍼〕⇒承漿〔左頤孔~右頤孔の透刺?〕⇒労宮(間使)⇒上星⇒会陰⇒曲池〔火鍼〕⇒鬼封〔瀉血〕/精神疾患』〔水溝から順に、症状を見ながら一つ一つ穴を加えていく。後渓を加えると尚良し〕

+三陰交…突発性の卒倒・意識障害〔瀉法〕

【私見】

・溺水窒息の場合以外は禁鍼とある。溺水窒息の場合、「人を逆さにしてを吐水し、会陰に鍼して之を補い、屎尿が出れば活く」とある。

・十三鬼穴の第十一穴。この場合は精神疾患というより、意識障害に対して。

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。骨盤腔内臓器の損傷。

・EDに対する新穴として、睾丸の下正中線上に「陽萎穴Ⅵ号」がある。

 

※脳風…健忘・急性の頭痛・めまいと耳鳴・蓄膿・泡の様な涎を吐くなど。脳腫瘍などによるものか?

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ED、男性生殖器疾患, 閉鎖神経, 足厥陰肝経, 大腿神経, 婦人科疾患

陰廉(いんれん)

LR11)陰廉(yin1lian2)(いんれん)

【取穴】

大腿部内側、ST30)気衝の下方二寸。

・筋肉:恥骨筋・長内転筋

・運動神経:大腿神経・閉鎖神経

・知覚神経:陰部大腿神経

・血管:大腿動脈

※長内転筋の外方にある。膝関節を屈曲させて、抵抗に抗して大腿を内転させるとき、長内転筋はより明瞭に現れる。

【名の由来】

「廉=辺縁」。本穴が、陰部辺縁にある事から。

【作用】

〔瀉〕調経種子・舒筋活絡

【弁証主治】

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・不妊・泌尿器、婦人科疾患・更年期障害など

【主治】

閉鎖神経痛・大腿内側痛

【配穴】

+曲骨…女陰の掻痒〔瀉法〕

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精神疾患, 絡穴「去痰化瘀」, ED、男性生殖器疾患, 足厥陰肝経

蠡溝(れいこう)

 

LR5蠡溝(li2gou1)(れいこう)・交儀

【取穴】

下腿前内側、脛骨内側面の中央、内果尖の上方五寸。

※膝蓋骨尖と内果尖を結ぶ線上で、内果尖から1/3、脛骨内側面の中央、KI9)築賓と同じ高さにある。

・知覚神経:伏在神経

・前脛骨動脈の枝

【名の由来】

「蠡=虫・貝殻」。本穴が脛骨内側面上の小さな溝に位置し、陰部の(虫が這う様な)痒みの特効穴である事から。

【要穴】

『足厥陰経絡穴/内踝の上五寸、別れて少陽に行く。その別脈は、脛から睾丸へ直上し、陰茎に結ぶ

『標本:足太陰之本(中封の前上四寸)?』

【作用】

〔補〕益肝調経

〔瀉〕清熱消腫

【絡脈主治】表裏にまたがる症状・足厥陰絡脈の瘀血痰飲証

〔補〕強い陰部の痒み(急性)・むずむず脚症候群など

〔瀉〕子宮脱垂・性欲の異常亢進など

【弁証主治】

◆足厥陰経病

腰痛・泌尿器、婦人科疾患・ED、男性不妊・更年期障害など

◆足太陰経病

貧血、血液疾患・嚥下困難・心窩部痛・胃腸虚弱、萎縮性胃炎・脈浮緩など

【弁証配穴】

『原絡配穴(胆⇒肝):丘墟+蠡溝』…胆病/筋病

+大敦〔繆刺法…反対側を瀉血〕…足厥陰絡脈の実証

【主症配穴】

+京門…臍下の石様のしこり〔瀉法〕

【私見】

・絡脈は皮下静脈との関わりが深いので、瀉血が有効。

・絡脈の流注から考えても、男性不妊(ストレス性ふくむ)にはぜひ使いたい。

・刺法としては斜刺が多い。

・穴名から、陰部に限らず下肢の異常感覚には有効かと。

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ED、男性生殖器疾患, 股関節痛、鼠径部痛、大腿痛, 腰背部痛, 致残十八穴, 陽維脈, 足少陽経筋, 足少陽胆経, 回陽九針, 坐骨神経痛

環跳(かんちょう) ※陽萎穴Ⅳ号

GB30)環跳(huan2tiao4)(かんちょう)・髀厭(bi4yan4)(びえん)・ 環谷・臗骨・髀枢・分中・臏骨・枢中・枢合中

【取穴】

臀部、大転子の頂点と仙骨裂孔を結ぶ線上、大転子の頂点から1/3。

(大腿部、大転子の頂点と上前腸骨棘の間、大転子の頂点から1/3とも)

※側臥し、股関節を屈曲すると取穴しやすい。

【名の由来】

「環=骨盤」。 本穴の治効が筋骨風痺を取り、再び飛び跳ねる事ができるようになる事から。跳躍した時に本穴の位置に半環状の窪みが出来るからとも。

【交会】

・経絡(3):足少陽経-足太陽経-(陽維脈)

※奇経八脈考には「阳维起於诸阳之会~循膝外廉、上髀厌、抵少腹侧~」とある。

・経筋:足少陽経筋の結する処(尻)

【作用】

〔補〕補益虚欠

〔瀉〕通経活絡・鬱熱消散・温通経脈

【弁証主治】

◆足少陽経(筋)病

半身不随・口苦・溜息・胸鎖乳突筋のこわばり・鎖骨窩痛・脇肋、側腹部痛・膝外側痛・こむら返り・足首痛・足第4指痛・皮膚の乾燥など



◆足太陽経病

風邪・発熱による疼痛など

◆陽維脈病「寒熱に苦しむ」

悪寒戦慄をともなう高熱・往来寒熱・リンパ節腫・てんかん、意識障害・躁鬱・四肢の冷え・めまい・胸苦しさなど

【主症主治】

『馬丹陽天星十二穴/腰背部痛・坐骨神経痛、マヒ』

【弁証配穴】

+光明+足竅陰〔繆刺法…反対側を瀉血〕…足少陽絡脈の実証

【主症配穴】

『回陽九針穴法:瘂門⇒労宮⇒三陰交⇒湧泉⇒太渓⇒中脘⇒環跳⇒足三里⇒合谷/蘇生法?』

+天枢…半身不随〔虚証が強い場合は+天枢〕

+陽陵泉…脇腋部~脚まで連なる痛み

+後渓…下肢痛

+懸鐘…脛のマヒ〔瀉法〕

【症例/個人的見解】

・中国では、「回陽九針穴』を順番に取穴していくと、一時的な蘇生効果があるともいわれる。

・『馬丹陽天星十二穴』にあるように、坐骨神経痛には必須の穴。

・武術的な「致残十八穴」の一つ。打突により坐骨神経マヒを招く。

・EDに対する新穴として、秩辺~環跳の中点を「陽萎穴Ⅳ号」とする。

 

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