ストレス/不安障害、パニック障害, 精神安定、リラックス, 心、循環器疾患, 標準耳穴

心(しん) 

 

CO15)(xin1)(しん)(heart)

【取穴】

耳甲腔正中陥凹部。

【主治】

心痛(狭心症)・心房細動・不整脈・無脈症・神経衰弱・ヒステリー・口内炎

【症例/個人的見解】

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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ストレス/不安障害、パニック障害, 絡穴「去痰化瘀」, 肩関節周囲炎、肩背部痛, 陰維脈, 八宗穴/八脈交会穴, 各種依存症, 心、循環器疾患, 心療内科的症状, 手厥陰心包経

内関(ないかん)

 

PC6)内関(nei4guan1)(ないかん)・陰維

【取穴】

前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方二寸。

※こぶしを作り、手関節を回外して肘関節を軽く屈曲すると長掌筋腱と橈側手根屈筋腱がより明瞭に現れる。

※PC7)大陵の上方二寸。PC6)内関に対応する後側の経穴はTE5)外関である。

※長掌筋腱が不明瞭な場合は、橈側手根屈筋腱の内側に取る。

【名の由来】

本穴が寸口脈の関所の役割を果たし、外関と相対する事から。

【要穴】

『手厥陰経絡穴/手首の上二寸、両筋の間を出て、本経を巡りて上行し、心に系し、心系を包み絡す』

『標本:手厥陰之本』

『八宗穴/八脈交会穴(×陰維脈)』

【作用】

〔瀉〕理気鎮痛・心絡通暢・除煩寧心・和胃降逆・寛胸醒神・通経活絡・駆邪散滞

【絡脈主治:表裏にまたがる症状・手厥陰絡脈上の瘀血痰飲証】

〔補〕頭のこわばり

【弁証主治】

◆陰維脈病「心痛に苦しむ」

心痛・激しい動悸、胸苦しさ〔繆刺法…反対側を瀉血〕・梅核気・しゃっくり・脇下のつかえなど

◆手厥陰経病

不眠・黄疸・顔が赤い・腋窩リンパ節腫・上腕のふるえやこわばり・掌の火照り・各種依存症・ストレス/不安障害、パニック障害・※副腎髄質機能亢進症など

【主症主治】

正中神経マヒ・リウマチ〔透外関/補〕

【弁証配穴】

『原絡配穴(三焦⇒心包):陽池+内関』…三焦の所生病・気病

【主症配穴】

『八脈交会配穴:内関+公孫/動悸・胸苦しさ・腹痛』〔横隔膜より上の問題は内関を主に、臍より下の問題は公孫を主に〕

+天突…肋間筋痙攣・胸苦しさ

+陽池…脊柱管狭窄症・更年期障害

+照海…産後、胎盤や羊膜がうまく出ない

左内関+右足三里…心療内科的症状〔肝気犯胃なら中脘を、鬱熱なら梁門を加える〕

【症例/個人的見解】

・陰維脈は血(営)に係わる心(少陰)・脾(太陰)・肝(厥陰)の機能を包括するように働く。この三臓をみた時、私は全体としては心療内科的な疾患をイメージする。「心痛に苦しむ」という病症も、循環器異常というよりはストレス(心包)によるものと考えるべきだろうか?

・吐法に用いる。

 ・個人的には、「関」の付く経穴は、筋骨格系の疼痛に有効なように感じる。本穴は胸郭を開く作用(胃腸痙攣など平滑筋の過緊張緩和)は高く、過呼吸や動悸、つわりや乗り物酔いの常用穴とされる。猫背関連で考えるなら「膈関」付近の硬さに対して、うまく使えないだろうか? 追試対象。

・つわりの常用穴とされるが、一方で妊娠悪阻のピークである三月目は、「手厥陰が主る」ともされる。 個人的には他穴を用いるべきかと考えるが・・・

 

・絡脈は皮下静脈との関わりが深いので、瀉血が有効。

・『内関+公孫』の配穴は、心包/脾の関係というより、絡穴の性質(表裏をつなぐ)を介しての心包/胃の辰戌関係に基づくものと考える。そう考えたほうが、効能の説明がつく。

・個人的には、心包≒胸腺、三焦≒副腎(特に皮質)ではないかと考えている。 副腎髄質は実質、交感神経節後線維であり、※副腎皮質ホルモンの亢進は、胸腺を萎縮させ、免疫を抑制する。この三者の働きは、当院が考える「ホメオスタシスの五角形」の要になるのではと考える。

・-美容と健康の鍼灸(張仁編著・浅野周訳/三和書籍)-によれば、「本穴は冠動脈の循環をはっきりと改善し、血清脂質の代謝を調節する作用がある。足三里との併用は、中絶反応を防止する」とある。

 

※副腎髄質…副腎髄質はそもそも交感神経節後線維の一種。血中にカテコールアミン(交感神経節後線維の伝達物質はみなカテコールアミン)を放出し、全身的な緊急反応をつくる。(つまり各臓器は、つながる交感神経支配と血中から二重に亢進をうける)

・アドレナリン…闘争と逃走(fight-or-flight)のホルモン。運動器への血流量増加(心臓機能上昇。消化機能低下)・呼吸機能増加・感覚器の感度上昇と痛覚の鈍化。

・ノルアドレナリン…アドレナリンと同様の働きに加え、脳に作用し注意(集中)と衝動性(決断)を高める。また長期記憶にも関わる。

・ドーパミン…副腎髄質からはごくわずか。循環血中のドーパミンの作用はまだよくわかっていないが、脳内においては意欲、動機、学習などに深く関与するといわれる。陽性(亢進)状態では幻覚・妄想など、陰性(抑制)状態では抑うつなど。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

《経外奇穴》, 糖尿病, 背兪穴「補虚/交感神経賦活」, 自律神経失調, 足太陽膀胱経, 八会穴, 心、循環器疾患, 慢性疲労、虚弱体質, 更年期障害, 消化器疾患

膈兪(かくゆ) ※膵兪(すいゆ)

 

BL17)膈兪(ge2shu4)(かくゆ)・血会膈兪

【取穴】

上背部、第7胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方一寸五分。

※肩甲骨下角は第7胸椎棘突起と同じ高さにある。

※左側は胃・肝・胆疾患の圧診点に近い。

【名の由来】

本穴が横隔膜に通じ、兪穴を成す事から。

【要穴】

『八会穴:血会』

【作用】

〔補〕陰血補養・摂血止血

〔瀉〕去瘀通絡・去瘀生新・寛膈理気・調血活血

【弁証主治】

◆血病(心/肝病)〔補瀉をよく考えて〕

貧血、血液疾患・循環器症状(脈浮洪)・胃下垂、萎縮性胃炎、※積聚、※痃癖〔灸100壮〕・掌の火照り・肝疾患・夕方~夜間に症状が悪化など

◆足太陽経病

風邪・発熱による疼痛など

◆督脈病

うつ病・頭が重く、ふらふらする・嗜眠・※周痺・肩背部痛・腰背部の痛み、悪寒・膝、四肢の冷えなど

【主症主治】

逆流性食道炎・ゲップ・しゃっくり・急性乳腺炎・母乳が出にくい・肋膜炎

【弁証配穴】

『郄会配穴(血):隔兪+梁丘・地機』…血病

『崔氏四花(六花)灸法:膈兪+胆兪(+膏肓)』…虚証〔灸法〕

【主症配穴】

『胃の六つ灸:膈兪+肝兪+脾兪/胃疾患(慢性の逆流性食道炎)』〔灸法〕

『騎竹馬灸法:膈兪+肝兪/背部の皮膚病・リンパ節腫』〔灸法〕

+至陽…咳嗽・※結積留飲〔灸法〕

+内関…肋間筋痙攣・胸苦しさ

+率谷…胃のひきつれ〔瀉法〕〔灸を年齢の数だけ〕

【症例/個人的見解】

・個人的には、背部兪穴と交感神経幹の関連を考えている。交感神経の状況に応じて、刺激の種類・程度を変えるべきと考える。

 

・足太陽経の背部兪穴は、督脈の性質も帯びる。上記の交感神経幹との関連も含めて、施術方法を熟考すること。

・膈兪は、心兪(主血脈)と肝兪(主蔵血)の中央に位置するため、『血会』とされる。

・『胃の六つ灸』は、老齢の慢性の逆流性食道炎(食後のむかつき)には、効果が高いように思える。

 

※周痺…痺証の一種。全身の鈍痛、マヒ・項背のこわばり・脈濡渋。パーキンソン病に近いか?

※積聚…お腹の中にしこりがあり、張痛を伴う病証。一般に、しこりが明らかで、痛みや張りが強く、位置が一定なものを積。しこりが不明瞭で、一時的に張りがきて痛みが移動するものを聚という。

※痃癖…脇肋部にある癖塊。積聚に似る。痃:臍の両側が筋張り盛り上がっているもの。痛みは無い事もある。癖:両脇にあり、痛む時だけ触知できるもの。

※結積溜飲…水飲で生じた積。積塊が明らかにあり、張痛が強く、固定して移動しないもの。

 

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※胃脘下兪(wei4wan3xia4shu4)(いかんげゆ)・胰兪/膵兪(yi2shu4/cui4shu4)(すいゆ)

※経外奇穴…唐代-備急千金要方-

【取穴】

上背部、後正中線上、第8胸椎棘突起下方の陥凹部、およびその外方一寸五分。計3穴。

【名の由来】

「胃脘=上腹部」。本穴が、腹部の痛みに効果がある事から。また本穴が、膵臓疾患に効果がある事から。

【主治】

糖尿病・胃痛・膵炎・胸肋痛・嘔吐・咳嗽・喉の乾燥

【症例/個人的見解】

・督脈上も含め、計3穴であることから、督脈に同上に記載する。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
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《経外奇穴》, うつ病(寡動性精神疾患), 禁灸穴, 禁鍼穴, 背兪穴「補虚/交感神経賦活」, 自律神経失調, 致命三十六穴, 足太陽膀胱経, , 心、循環器疾患, 慢性疲労、虚弱体質, 治熱五十九兪

心兪(しんゆ) ※患門/灸労(かんもん/きゅうろう)

 

BL15)(xin1shu4)(しんゆ)・背兪

【取穴】

上背部、第5胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方一寸五分。

※肩胛間部圧診点(気管支リンパ節の診断点)に近い。

【名の由来】

本穴が心絡の兪穴である事から。

【要穴】

『心兪穴』

『標本:手少陰之標』

【作用】

〔補〕心陽温煦・心気補益・心血補養・心絡安寧

〔瀉〕『治熱病五十九兪/清涼心火・清瀉胸中之熱・心絡通暢・瘀血散滞』

【弁証主治】

◆心虚証(手少陰経病)/督脈病

自律神経失調(副交感神経優位)、頭が重く、ふらふらする・嗜眠・掌の火照り・うつ病〔灸100壮〕・狭心症、循環器症状〔灸27~100壮〕・臍上の強い拍動・脈浮洪・11:00~13:00あるいは23:00~01:00の異常など

◆足太陽経病

風邪・発熱による疼痛など

【主症主治】

しゃっくり・肩背部痛・腰背部の痛み・背部の発疹・毒薬の解毒?

【弁証配穴】

『兪募配穴(心):心兪+巨闕』…心病

『兪原配穴(心):心兪+神門』…心火亢盛証〔瀉法〕

【主症配穴】

+神道…急性の痙攣・ひきつけ

+中脘…不安障害 〔心兪は灸〕

【症例/個人的見解】

・個人的には、背部兪穴と交感神経幹の関連を考えている。交感神経の状況に応じて、刺激の種類や程度を変えるべきと考える。

 

・足太陽経の背部兪穴は、督脈の性質も帯びる。上記の交感神経幹との関連も含め施術の仕方を考慮すべし。

・和漢三才図会には「禁鍼灸穴」とある。心に刺入する事を恐れた為か?

・武術的な「致命三十六穴」の一つ。肺の損傷、心房細動。

 

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※患門の穴/灸労穴(かんもん/きゅうろう):ほぼ心兪

※経外奇穴

【取穴】

甲紐:患者を直立させ、足の第1指尖端~足底の正中~下腿後面正中~委中穴の長さの紐。

乙紐:患者の口を閉じさせ、右口角~鼻中隔下端~左口角まで長さの紐。

甲紐の一端を鼻尖に当て、正中線~頭頂正中~背部に下垂し、その下端を脊柱上に仮点Aとする。乙紐の中央を仮点Aに当てて左右に水平に伸ばし、その両端を患門穴とする。

【弁証主治】

心血虚証

【主症主治】

精神疲労・寝汗・顔色が黄色く肌に艶がない・無力・咳嗽喀血・食欲不振・節々が寒さで疼く・手足の火照り

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675