禁鍼穴, 足厥陰肝経, 婦人科疾患, 更年期障害

急脈(きゅうみゃく)

 

LR12)急脈(ji2mai4)(きゅうみゃく)

【取穴】

鼠径部、恥骨結合上縁と同じ高さ、前正中線の外方二寸五分。

【名の由来】

本穴が大腿動脈拍動部にあり、その脈状の強さから。

【作用】

〔瀉〕疏肝止痛・理気導疝

【弁証主治】

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・泌尿器、婦人科疾患〔灸〕・更年期障害など

【主症主治】

陰部の炎症

【症例/個人的見解】

・古典には「禁鍼穴」とある。要注意。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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ED、男性生殖器疾患, 足厥陰肝経, 婦人科疾患

陰廉(いんれん)

LR11)陰廉(yin1lian2)(いんれん)

【取穴】

大腿部内側、ST30)気衝の下方二寸。

※長内転筋の外方にある。膝関節を屈曲させて、抵抗に抗して大腿を内転させるとき、長内転筋はより明瞭に現れる。

【名の由来】

「廉=辺縁」。本穴が、陰部辺縁にある事から。

【作用】

〔瀉〕調経種子・舒筋活絡

【弁証主治】

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・不妊・泌尿器、婦人科疾患・更年期障害など

【主治】

閉鎖神経痛・大腿内側痛

【配穴】

+曲骨…女陰の掻痒〔瀉法〕

編:はりきゅう治療院 伍行庵
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股関節痛、鼠径部痛、大腿痛, 足厥陰肝経, 婦人科疾患

足五里(あしごり)

LR10)足五里(zu2wu3li3)(あしごり)

【取穴】

大腿部内側、ST30)気衝の下方三寸、動脈拍動部。

【名の由来】

本穴が箕門(足太陰脾経)の上五寸にある事から。

【作用】

〔瀉〕理気和血・通調下焦

【弁証主治】

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・泌尿器、婦人科疾患・更年期障害など

【主症主治】

下腹部の張痛・閉鎖神経痛

【配穴】

+血海…陰嚢の湿痒〔瀉法〕

+中封…黄疸〔瀉法〕

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股関節痛、鼠径部痛、大腿痛, 足厥陰肝経, 婦人科疾患

陰包(いんほう)

 

LR9)陰包(yin1bao1)(いんぽう)・陰胞

【取穴】

大腿部内側、薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方四寸。

※股関節をやや屈曲・外転させ、筋を緊張させると、縫工筋がより明瞭になる。縫工筋の後方にある。

【名の由来】

「包=包蔵する」。ここより厥陰経気が大腿内(陰)側に潜行する事から。

【要穴】

『足厥陰之別』

【作用】

〔瀉〕理気活血・通調下焦

【弁証主治】

◆足厥陰経病

腰痛・性欲の異常・泌尿器、婦人科疾患・更年期障害など

【主症主治】

腹張・膝痛・閉鎖神経痛

【配穴】

+交信…生理不順〔瀉法〕

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膝痛, 足厥陰経筋, 足厥陰肝経, 合/下合(水/土)穴「逆気而泄を治す」

曲泉(きょくせん)

 

LR8)曲泉(qu3quan3)(きょくせん)

【取穴】

膝内側、半腱・半膜様筋腱内側の陥凹部、膝窩横紋の内側端。

※膝を屈曲し、膝窩横紋の内側端で最も明らかに触れる腱の陥凹部にある。

【名の由来】

「曲=曲げる」「泉=陥凹部で経気が盛んな処」。本穴が合水穴であり、肘を曲げた時に、この位置に陥凹ができる事から。

【要穴】

『足厥陰経合水穴(木経水穴/水生木/自経母穴)』

【交会】

・経筋:足厥陰経筋の結する処

【作用】

〔補〕補益肝陰

〔瀉〕清利湿熱・清利下焦

【弁証主治】

◆肝陽上亢証「逆気而泄を治す/虚すれば其の母を補う」

貧血、血液疾患・立ちくらみ・吐き気、脇肋の不快感・※積聚・臍左の強い拍動・鼠径ヘルニア・下痢、未消化便・01:00~03:00あるいは13:00~15:00の異常など

◆足厥陰経(筋)病

腰痛・性欲の異常、インポテンツあるいは勃起の異常継続・泌尿器、婦人科疾患・下腿内側~内股のひきつれ・膝痛・内踝前の痛み・足母指痛・更年期障害など

【配穴】

+膀胱兪…風邪の後のだるさ

+大杼…手足のマヒやしびれ・脳虚血性発作

+中極…尿道炎〔瀉法〕

 

※積聚…お腹の中にしこりがあり、張れや痛みを伴う病証。一般に、しこりが明らかで、痛みや張りが強く、位置が一定なものを積。しこりが不明瞭で、一時的に張りがきて痛みが移動するものを聚という。

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膝痛, 足厥陰経筋, 足厥陰肝経

膝関(しっかん)

 

LR7)膝関(xi1guan1)(しつかん)

【取穴】

下腿脛骨面、脛骨内側顆の下方、SP9)陰陵泉の後方一寸。

【名の由来】

「膝関=膝関節」。本穴の位置から。

【交会】

・経筋:足厥陰経筋の結する処(内輔之下)

【作用】

〔瀉〕散風利湿・通利関節

【弁証主治】

◆足厥陰経(筋)病

腰痛・性欲の異常、EDあるいは勃起の異常継続・泌尿器、婦人科疾〔灸100壮〕・膝痛・下腿内側~内股のひきつれ・内踝前の痛み・足母指痛・更年期障害など

【配穴】

+犢鼻…大腿、膝の炎症〔瀉法〕

【症例/個人的見解】

・個人的には、「関」の付く経穴は、筋骨格系の疼痛に有効なように感じる。本穴に関しては、膝痛に対しては必須。

 

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郄穴「通経活血」, 足厥陰肝経

中都(ちゅうと)

 

LR6)中都(zhong1du1)(ちゅうと)・中郄・太陰

【取穴】

下腿前内側、脛骨内側面の中央、内果尖の上方七寸。

※膝蓋骨尖と内果尖を結ぶ線上の中点の下方五分で、脛骨内側面の中央にある。

【名の由来】

「都=集まる」。本穴が脛骨内側の中央に位置し、厥陰経気が集まる処である事から。

【要穴】

『足厥陰経郄穴』

【作用】

〔補〕固衝止崩

〔瀉〕疏肝理気

【弁証主治】

◆厥陰経血(熱)病

統合失調症・顔が赤い・黄疸・腋窩リンパ節腫・呼吸困難・胸苦しさ・心痛、激しい動悸・上肢の痛み、痙攣やこわばり・掌の火照り、指先の痺れ・性欲の異常・泌尿器、婦人科疾患・更年期障害・疔瘡〔郄門~内関の三穴透刺〕・※副腎髄質機能亢進症など

【弁証配穴】

『郄会配穴(臓):章門+中都・筑賓』…臓病

【症例/個人的見解】

・陰経の郄穴は、手足同名経の血病を主治する。

 

※副腎髄質…副腎髄質はそもそも交感神経節後線維の一種。血中にカテコールアミン(交感神経節後線維の伝達物質はみなカテコールアミン)を放出し、全身的な緊急反応をつくる。(つまり各臓器は、つながる交感神経支配と血中から二重に亢進をうける)

・アドレナリン…闘争と逃走(fight-or-flight)のホルモン。運動器への血流量増加(心臓機能上昇。消化機能低下)・呼吸機能増加・感覚器の感度上昇と痛覚の鈍化。

・ノルアドレナリン…アドレナリンと同様の働きに加え、脳に作用し注意(集中)と衝動性(決断)を高める。また長期記憶にも関わる。

・ドーパミン…副腎髄質からはごくわずか。循環血中のドーパミンの作用はまだよくわかっていないが、脳内においては意欲、動機、学習などに深く関与するといわれる。陽性(亢進)状態では幻覚・妄想など、陰性(抑制)状態では抑うつなど。

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