《Ⅴ₂》上顎神経, 《Ⅶ》顔面神経, アンチエイジング, 手少陽三焦経

絲竹空(しちくくう)

TE23)絲竹空(si1zhu2kong1)(しちくくう)・目髎・巨髎

【取穴】

頭部、眉毛外端の陥凹部。

※GB1)瞳子髎の真上にある。

・筋肉:眼輪筋

・運動神経:《Ⅶ》顔面神経

・知覚神経:《Ⅴ₂》上顎神経

・血管:浅側頭動脈

【名の由来】

「絲竹=眉毛」「空=陥凹」。本穴の位置から。

【要穴】

『標本:手少陽之標(耳後上角下外眦)?』

【作用】

〔瀉〕清熱散風・清頭明目

【弁証主治】

◆手少陽経病

多汗・偏頭痛〔瀉血/金鍼で透率谷〕・耳鳴、難聴・喉痛・上肢痛、マヒ・※副腎皮質機能亢進症状など

【主症主治】

視力低下・涙腺炎・逆さまつげ

【配穴】

+攅竹…眼の炎症・三叉神経痛

+耳門…歯痛

+百会…発作性の痙攣、ひきつけ・トゥレット症候群(そこら中に唾を吐きちらす)

+肩髎…顔面神経マヒ〔瀉法〕

【私見】

・甲乙経・和漢三才図会に「禁灸穴」とある。要注意。

 

 

※副腎皮質ホルモン…ステロイドホルモン。いすれも生体のエネルギー利用を高める方向に左右する。ストレスに対して視床下部(CRH)⇒下垂体前葉(ACTH)⇒副腎皮質と、血中ホルモンの作用により促進され、血中のステロイド濃度が上位中枢に抑制的に働く。

・糖質コルチコイド…血糖値の上昇・タンパク質分解促進・抗炎症作用・免疫抑制作用・胃酸分泌促進など。クッシング症候群(過剰分泌)では、満月様顔貌・蛋白質質減少・高血糖・高血圧・精神異常などを生じる。

・電解質コルチコイド…血液量の減少やNa⁺濃度の低下に反応してNa⁺再吸収・水分再吸収・K⁺排出を促す。コン症候群(過剰分泌)では多尿・多飲・高血圧・虚弱などを生じる。

・副腎アンドロゲン…通常、活性は弱い。身体を男性化する。副腎性器症候群(過剰分泌)では、女性では体型の男性化・思春期の男性においては、精巣が未熟であるにも関わらず、第2次性徴のみが早熟する。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡ 048-851-9675

《Ⅴ₁》眼神経, 《Ⅴ₂》上顎神経, 《Ⅴ₃》下顎神経, 《Ⅶ》顔面神経, 禁灸穴, 陽維脈, 頭痛, 足陽明胃経, 手太陽経筋, 手少陽経筋

頭維(ずい)

 

ST8)頭維(tou2wei2)(ずい)

【取穴】

頭部、額角髪際の直上五分、前正中線の外方四寸五分。

・筋肉:前頭筋

・運動神経:《Ⅶ》顔面神経

・知覚神経:《Ⅴ₁》眼神経・《Ⅴ₂》上顎神経・《Ⅴ₃》下顎神経

・血管:浅側頭動脈

【名の由来】

「維=角」。本穴が額角髪際にある事から。

【交会】

・経絡(3):足陽明経-足少陽経-陽維脈

※一説には陽維脈の会とする事も。

・経筋(2):手太陽経筋-手少陽経筋の結する処

【作用】

〔瀉〕清頭明目

【弁証主治】

◆足陽明経病

躁鬱、不安障害・注意欠陥多動性障害、統合失調症など

◆足少陽経病

口苦・溜息・脇肋痛・足首痛・皮膚の乾燥など

◆陽維脈病「寒熱に苦しむ」

発熱、悪寒戦慄・てんかんなど

◆手太陽経筋病

発熱による疼痛・視力低下・耳鳴・項頚部痛・肩胛骨痛・上肢痛、ひきつれ・第5指痛など

◆手少陽経筋病

舌のこわばり・第4指痛など

【主症主治】

偏頭痛・強い眼痛・視力低下 〔透率谷〕

【配穴】

+中脘…前頭部痛

+攅竹…眼瞼痙攣

【私見】

・甲乙経・和漢三才図会に「禁灸穴」とある。要注意。

・陽を病むと寒を生ず。

・頭皮鍼法としての応用範囲は広いように感じる。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
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《アーユルヴェーダ・マルマ》, 《Ⅴ₂》上顎神経, 《Ⅶ》顔面神経, 《経外奇穴》, 禁灸穴, 足陽明経筋, 足太陽経筋, 鼻疾患, 手陽明大腸経, 三叉神経痛

迎香(げいこう) ※内迎香(うちげいこう、ないげいこう)

LI20)迎香(ying2xiang1)(げいこう)・衝陽

【取穴】

顔面部、鼻唇溝中、鼻翼外縁中点と同じ高さ。(顔面部、鼻唇溝中、鼻翼下縁の高さとも)

・筋肉:上唇鼻翼挙筋・上唇挙筋・小頬骨筋

・運動神経:《Ⅶ》顔面神経

・知覚神経:《Ⅴ₂》上顎神経

・血管:眼角動脈

【名の由来】

本穴に鼻竅宣通の作用があり、嗅覚を回復させる作用がある事から。

【要穴】

『足陽明之標(頏顙/副鼻腔)』

【交会】

・経絡(2):手足陽明経 …鍼灸大成・鍼灸聚英

・経筋(2):足陽明-足太陽経筋の結する処(鼻)

【作用】

〔補〕壮筋補虚

〔瀉〕鼻竅宣通・清瀉鬱熱

【弁証主治】

◆手陽明経病

歯痛・頚部の腫脹・上肢のマヒ、悪寒、炎症など

◆足陽明経(筋)病

不安障害・注意欠陥多動性障害、統合失調症・耳疾患・唇の炎症・三叉神経痛、感覚異常・顔面神経マヒ、痙攣・頬~鎖骨窩の痙攣・腹筋の緊張・疝痛、股関節の炎症・下肢痛、こわばり、マヒなど

◆足太陽経筋病

項頚部痛・鎖骨窩痛・脇痛・腰背部痛・こむら返り・踵痛・足第5指痛・身体を揺すれないなど

【主症主治】

鼻疾患〔透口禾髎/先補後瀉。得気をしっかり〕

【配穴】

+聴会…難聴〔瀉法〕

+合谷…顔の腫れ・痒み

【私見】

・「禁灸穴」とある。

・検証:得気は、同側の「攅竹」と「素髎」、「顴髎」と、上顎神経エリア広範囲に響く。

 

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内迎香(nei4 ying2xiang1)(うちげいこう)

※経外奇穴-肘後備急方-扁鵲神應鍼灸玉龍経-

【取穴】

鼻腔内。鼻翼軟骨と鼻甲介の交点にある粘膜。

・知覚神経:《Ⅴ₂》上顎神経

・血管:眼角動脈

【名の由来】

本穴が迎香と鼻翼を隔てて対峙している事から。

【主治】〔基本、瀉血〕

頭痛・急性結膜炎・熱中症・めまい・失神・嗅覚異常・鼻炎・慢性鼻洞炎・慢性咽頭炎・顔面神経マヒ

【症例/個人的見解】

・インド医学にも「マルマ(marman)」と呼ばれるツボに該当する概念がある。本穴はインド医学的には「phana(鼻腔/脈管のマルマ)」と呼ばれ、嗅覚異常に治効があるとされる。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
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《Ⅴ₂》上顎神経, 《Ⅶ》顔面神経, 禁灸穴, 手陽明大腸経, 三叉神経痛

口禾髎(こうかりょう)

LI19)禾髎(kou3he2liao2)(こうかりょう)・長頻・長頬

【取穴】

顔面部、人中溝中点と同じ高さ、鼻孔外縁の下方。(顔面部、人中溝の上から1/3と同じ高さ、鼻孔外縁の下方とも)

※GV26)水溝の外方五分にある。

・筋肉:口輪筋

・運動神経:《Ⅶ》顔面神経

・知覚神経:《Ⅴ₂》上顎神経

・血管:上唇動脈

【名の由来】

「禾=食物」「髎=骨際の陥凹」。本穴が口-鼻の間に位置する事から。

【作用】

〔瀉〕散風清熱

【弁証主治】

◆手陽明経病

歯痛・頚部の腫脹・上肢のマヒ、悪寒、炎症など

【主症主治】

尸厥・鼻づまり〔透迎香〕・三叉神経痛・顔面神経マヒ

【配穴】

+上星…鼻血

【私見】

・「禁灸穴」とある。

・検証:得気は、口腔内、上顎第一切歯上の歯茎に響く。

 

※尸厥…発作性の昏倒。手足の冷え・鳥肌・顔色が青黒い・うわごと・咬い締め・めまい・呼吸微弱、脈絶微弱など。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
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