督脈, 神経変性疾患, 糖尿病, 代謝障害

至陽(しよう) ※膵兪(すいゆ)

 

GV9)至陽(zhi4yang2)(しよう)・肺底・七椎

【取穴】

上背部、後正中線上、第7胸椎棘突起下方の陥凹部。

※脊髄神経後枝は椎間孔の外で脊髄神経からおこり、内側および外側枝に分かれる。

内側枝は関節枝に分かれ、その高さの椎間関節とその出口の1つ下の高さの関節に分布する。

つまりそれぞれの椎間関節は2つの脊髄神経後枝(本穴はT6/7)が関係する。

※マッケンジー胸椎圧診点(胆石疝痛・胆道疾患の診断点)に近い。

【名の由来】

本穴が、伏臥位にて一番高い位置(陽位)に在る事から。

【作用】

〔瀉〕寛胸利膈・清熱化湿

【弁証主治】

◆血病/心-肝病〔補瀉をよく考えて〕

貧血、血液疾患・萎縮性胃炎・循環器症状・睡眠障害、いつも眠い・掌の火照り・黄疸〔先補後瀉〕、肝疾患・脈浮洪・夕方~夜間に症状が悪化など

◆督脈病

※周痺・躁鬱、不安障害・注意欠陥多動性障害、統合失調症・頭が重く、ふらふらする・肩背部痛・腰背部の痛み、悪寒・膝、四肢の冷えなど

【主症主治】

ゲップ・しゃっくり・嘔吐・肩甲間部痛・背部痛・肋膜炎

【配穴】

+膈兪…胃が冷える〔灸法〕

【症例/個人的見解】

・本穴の左右に膈兪がある。血の病にも有効と考える。

 

※周痺…痺証の一種。全身の鈍痛、マヒ・項背のこわばり・脈濡渋。パーキンソン病に近いか?

 

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※胃脘下兪(wei4wan3xia4shu4)(いかんげゆ)・胰兪/膵兪(yi2shu4/cui4shu4)(すいゆ)

※経外奇穴…唐代-備急千金要方-

【取穴】

上背部、後正中線上、第8胸椎棘突起下方の陥凹部、およびその外方一寸五分。計3穴。

・筋肉:僧帽筋/広背筋/脊柱起立筋

・運動神経:副神経《Ⅺ》、頚神経後枝/胸背神経/脊髄(胸)神経後枝

・知覚神経:脊髄(胸)神経後枝

・血管:肋間動脈

※脊髄神経後枝は椎間孔の外で脊髄神経からおこり、内側および外側枝に分かれる。

内側枝は関節枝に分かれ、その高さの椎間関節とその出口の1つ下の高さの関節に分布する。

つまりそれぞれの椎間関節は2つの脊髄神経後枝(本穴はT7/8)が関係する。

【名の由来】

「胃脘=上腹部」。本穴が、腹部の痛みに効果がある事から。また本穴が、膵臓疾患に効果がある事から。

【主治】

糖尿病・胃痛・膵炎・胸肋痛・嘔吐・咳嗽・喉の乾燥

【私見】

・督脈上も含め、計3穴であることから、督脈に同上に記載する。

・膵臓は解剖学的には、第1、2腰椎の前面に位置する。

・Daniel Keown氏著『閃く経絡』の中では、中医学的《脾》を、十二指腸-膵臓-脾臓の総合的作用として捉えている。とても興味深い。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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