GB38)陽輔(yang2fu3)(ようほ)・髄空(sui3kong1)(ずいくう)・分肉・絶骨・分間
【取穴】
下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方四寸。
【名の由来】
「輔(骨)=腓骨」。本穴の位置から。
【要穴】
『足少陽経経火穴(木経火穴/木生火/自経子穴)』
『根結:足少陽之注』
【交会】
・経絡(2):足少陽経-陽維脈
※一説には陽維の会ともされる。
【作用】
〔瀉〕清肝胆熱・疏経活絡・清熱四肢
【弁証主治】
◆傷寒少陽病/陽維脈病「喘咳寒熱を治す/寒熱に苦しむ/実すれば其の子を瀉す」
悪寒戦慄をともなう高熱・往来寒熱・リンパ節炎・咳嗽・てんかん、意識障害・躁鬱・四肢の冷え・めまい・胸苦しさ・腰痛・脈弦など
◆足少陽経(筋)病
半身不随・偏頭痛・口苦・溜息・胸鎖乳突筋のこわばり・鎖骨窩痛・脇肋、側腹部痛・膝外側痛・こむら返り・足首痛・足第4指痛・皮膚の乾燥など
【主症配穴】
+尺澤…急性の痛み・しびれ
+足陽関…急性のマヒ〔瀉法〕
【症例/個人的見解】
・陽(維・蹻)を病むと寒を生ず。
編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675