《アーユルヴェーダ・マルマ》, ストレス/不安障害、パニック障害, 脳、神経症状, 頭痛, 足少陽胆経, 三叉神経痛, 中風七穴

曲鬢(きょくびん)

GB7)(qu3bin4)(きょくびん)・曲髪

【取穴】

頭部、もみあげ後縁の垂線と耳尖の水平線の交点。

※個人的には本穴は「Pterion(前頭骨、側頭骨、頭頂骨、蝶形骨大翼のH字型の縫合集合)」に取穴すべきと考える。

【名の由来】

「鬢=側頭部の髪」。本穴が側頭部にあり、足少陽経が此所から方向を変える事から。

【交会】

・経絡(2):足少陽経-足太陽経

【作用】

〔瀉〕通関開竅・清熱散風

【弁証主治】

◆足少陽経病

偏頭痛 〔灸・巨刺〕・口苦・溜息・脇肋痛・皮膚の乾燥など

◆足太陽経病

風邪・発熱による疼痛など

【主症主治】

パニック症候群・意識障害、小児のひきつけ・運動性失語(言葉の意味は理解できるが意味のある言語発生ができない)・三叉神経痛・顔面神経マヒ(眼瞼下垂)・顔面の痙攣

【配穴】

『中風七穴:百会+曲鬢(風池)+肩井+大椎(風市)+足三里+間使(懸鐘)+曲池/半身不随』

+衝陽…歯痛(三叉神経痛)〔瀉法〕

【症例/個人的見解】

・頭皮針標準治療線14本の内、頂颞後斜線(百会から曲鬢を結んだライン、左右各1本)と颞後線(曲鬢から率谷を結んだライン、左右各1本)の基準穴。

・個人的には頭部の穴は頭蓋縫合に沿って取穴すべきと考える。

・位置的には、経頭蓋ではあるが脳の運動性言語野に近い。古典にも失語に関する主治があるので、運動性失語には試してみるべきか。

・インド医学にも「マルマ(marman)」と呼ばれるツボに該当する概念がある。本穴はインド医学的には「sankha(こめかみ/骨のマルマ)」と呼ばれ、意識障害に治効があるとされる。

・また、アーユルヴェーダでは5つの頭蓋縫合線自体を「simanta(毛髪の分け目/関節のマルマ)」と捉えている。パニック症候群など過剰な感情の起伏に効があるとされる。

・曲鬢〔透角孫〕で、「眠れなくなった」との訴えが数例あり(いずれも女性)。ホルモン系になんらかの影響がでるか?生理周期に伴う頭痛の患者には控えた方が良いかもしれない。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵

埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F

☎ 048-851-9675

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