致残十八穴, 合/下合(水/土)穴「逆気而泄を治す」, 手少陽経筋, 手少陽三焦経

天井(てんせい)

 

TE10)天井(tian1jing3)(てんせい)

【取穴】

肘後面、肘頭の上方一寸、陥凹部。

※肘を屈曲したとき、肘頭窩にある。

【名の由来】

「天=上部」「井=陥凹」。本穴が肘を屈曲した際の陥凹に在り、脈気がここより深部に入って上行する事から。(天井星という星の名に由来するとも)

【要穴】

『手少陽経合土穴(火経土穴/火生土/自経子穴)』

【交会】

・経筋:手少陽経筋の結する処

【作用】

〔瀉〕聡耳寧心・清熱化痰・疏経利節

【弁証主治】

◆気逆証「逆気而泄を治す/実すれば其の子を瀉す」

てんかん・多汗・嚥下困難・心窩部痛・21:00~23:00あるいは09:00~11:00の異常・※副腎皮質機能亢進症状など

◆脾病/足太陰経病

胃腸虚弱、萎縮性胃炎・貧血、血液疾患・婦人科疾患・股関節痛・膝痛など

◆手少陽経(筋)病

多汗・外眼眦痛・頬骨痛・耳痛・耳鳴、難聴・舌のこわばり・喉痛・項頚部痛・鎖骨痛・肩痛・肘痛・上肢痛、ひきつれ、マヒ・手首痛・手甲痛・第4指痛など

【主症主治】

リウマチ性結節

【症例/個人的見解】

・土穴には中央という意味も兼ねるため、陽経では原穴に準じた運用をされることが多い。しかし本穴に関してはあまり応用範囲が広いとは思えない。

 ・武術的な「致残十八穴」の一つ。打突により肘関節組織の損傷を招く。

 

※副腎皮質ホルモン…ステロイドホルモン。いすれも生体のエネルギー利用を高める方向に左右する。ストレスに対して視床下部(CRH)⇒下垂体前葉(ACTH)⇒副腎皮質と、血中ホルモンの作用により促進され、血中のステロイド濃度が上位中枢に抑制的に働く。

・糖質コルチコイド…血糖値の上昇・タンパク質分解促進・抗炎症作用・免疫抑制作用・胃酸分泌促進など。クッシング症候群(過剰分泌)では、満月様顔貌・蛋白質質減少・高血糖・高血圧・精神異常などを生じる。

・電解質コルチコイド…血液量の減少やNa⁺濃度の低下に反応してNa⁺再吸収・水分再吸収・K⁺排出を促す。コン症候群(過剰分泌)では多尿・多飲・高血圧・虚弱などを生じる。

・副腎アンドロゲン…通常、活性は弱い。身体を男性化する。副腎性器症候群(過剰分泌)では、女性では体型の男性化・思春期の男性においては、精巣が未熟であるにも関わらず、第2次性徴のみが早熟する。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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