発熱, 合/下合(水/土)穴「逆気而泄を治す」, 手厥陰経筋, 手厥陰心包経

曲澤(きょくたく)

 

 

PC3)曲澤(qu3ze2)(きょくたく)

【取穴】

肘前面、肘窩横紋上、上腕二頭筋腱内方の陥凹部。

※肘を45度屈曲したとき、上腕二頭筋腱の内方にある。

【名の由来】

本穴が尺澤の横に位置し、取穴の際に肘を少し曲げる事から。

【要穴】

『手厥陰経合水穴(火経水穴/水克火)』

【交会】

・経筋:手厥陰経筋の結する処(肘内側)

【作用】

〔瀉〕心絡通暢・舒筋活絡・駆邪散滞・清心安神

〔瀉血〕涼血解毒・開竅啓閉・鬱熱消散・行血去瘀

【弁証主治】

◆気逆証/温熱血分病「逆気而泄を治す」「水克火」

統合失調症、境界性人格障害・小児のひきつけ・出血傾向・潮熱・※厥証・喘息・※副腎髄質機能亢進症・※霍乱 ・皮膚炎など

◆手厥陰経(筋)病

顔が赤い・黄疸・腋窩リンパ節腫・呼吸困難・心痛、動悸・上肢の痙攣やこわばり・五心煩熱・第3指痛など

【弁証配穴】

『四彎穴:曲澤+委中/熱中症・血熱証』〔瀉血あるいは冷やす〕

【症例/個人的見解】

・委中同様、清熱作用が強い。熱中症などの冷却ポイントとしても。

 

※厥証・暈厥…眩暈し、突然昏倒する。漸次覚醒する。脳虚血性発作に近いか?

※副腎髄質…副腎髄質はそもそも交感神経節後線維の一種。血中にカテコールアミン(交感神経節後線維の伝達物質はみなカテコールアミン)を放出し、全身的な緊急反応をつくる。(つまり各臓器は、つながる交感神経支配と血中から二重に亢進をうける)

・アドレナリン…闘争と逃走(fight-or-flight)のホルモン。運動器への血流量増加(心臓機能上昇。消化機能低下)・呼吸機能増加・感覚器の感度上昇と痛覚の鈍化。

・ノルアドレナリン…アドレナリンと同様の働きに加え、脳に作用し注意(集中)と衝動性(決断)を高める。また長期記憶にも関わる。

・ドーパミン…副腎髄質からはごくわずか。循環血中のドーパミンの作用はまだよくわかっていないが、脳内においては意欲、動機、学習などに深く関与するといわれる。陽性(亢進)状態では幻覚・妄想など、陰性(抑制)状態では抑うつなど。

※霍乱…熱中症に類する。突発性のひどい嘔吐と下痢、胃の気持ち悪さ。寒・熱・乾・湿の区別があり、筋肉の痙攣(特に腹筋・腓腹筋)を生じることもある。コレラや細菌性食中毒も該当。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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