衝脈, 足少陰腎経, 小児の病

腹通谷(はらつうこく)

 

KI20)腹通谷(fu4tong1gu3)(はらつうこく)

【取穴】

上腹部、臍中央の上方五寸、前正中線の外方五分。

※腹部十二指腸潰瘍圧診点に近い。

【名の由来】

「谷=水穀」。本穴が胃内容物の逆流に特効がある事から。

【交会】

・経絡(2):足少陰経-衝脈

【作用】

〔補〕温補肌肉

〔通〕通経緩脈

〔瀉〕調理腸胃

【弁証主治】

◆足少陰経病/衝脈病「逆気して裏急す」

身体が膨張したように感じる(泌尿器、婦人科疾患・更年期障害・皮膚静脈炎)〔瀉〕

身体が縮んだように感じる(認知症・貧血・喘息・サルコペニア(加齢による筋力低下))〔補〕 など

【主症主治】

小児疾患

【配穴】

+膈兪…咳嗽・※結積留飲〔灸〕

【症例/個人的見解】

・個人的には、横骨~中注は任脈の交会穴、「中極」「関元」「陰交」とともに胞宮と深い関わりを持ち、特に妊娠に強く関係すると考える。 一方、肓兪~幽門は胎児期の循環に強く関係するのではないだろうか? とするなら、出生以後の肓兪~幽門の経穴的な意味は少なく、このラインの運用は乳幼児期の接触鍼的な施術法に限定されるかもしれない。

 

※結積溜飲…水飲で生じた積。積塊が明らかにあり、痛みや張りが強く、固定して移動しないもの。

※積聚…お腹の中にしこりがあり、張れや痛みを伴う病証。一般に、しこりが明らかで、痛みや張りが強く、位置が一定なものを積。しこりが不明瞭で、一時的に張りがきて痛みが移動するものを聚という。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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