神経変性疾患, 陰蹻脈, 足少陰腎経, 八宗穴/八脈交会穴

照海(しょうかい)

 

KI6)照海(zhao4hai3)(しょうかい)・陰蹻

【取穴】

足内側、内果尖の下方一寸、内果下方の陥凹部。

※KI6)に対応する外側の経穴はBL62)申脈である。

【名の由来】

「照=光火」「海=流れがまとまる深処」。腎は水火の臓であり、水中に火が有る様を喩えて。

【要穴・交会】

『八脈交会穴(×陰蹻脈)/陰蹻脈発所』

※正穴中、特に奇経の性質が強い。

【作用】

〔補〕滋陰補腎

〔瀉〕利咽明目・寛胸快膈・通経安神・清熱利湿

【弁証主治】

◆陰蹻脈病「陽緩み陰急す」

てんかん・寒熱症状、自律神経失調 ・視力低下、眼裏痛・※昌陽脈腰痛・疝痛・下肢内側のこわばり、O脚・皮膚の強いしびれやこわばり・部位がはっきりしない疼痛・錐体外路系障害など

◆足少陰経病

貧血、血液疾患・痴呆・喘息・老化症など

【配穴】

『八脈交会配穴:照海+列缺/さまざまな難病(パーキンソンなど)・喉の諸症(痰が喉につまるなど)』〔瀉血〕

+天突/廉泉…梅核気

+中極…陰部の掻痒〔瀉法〕

+京門…排尿障害・尿が黄色い〔瀉法〕

【症例/個人的見解】

・陰蹻脈は「一身左右の陰を主る」ことから、臨床では巨刺・繆刺を多用する。

・「陽緩み陰急す」を姿勢からみると、前傾前屈姿勢となる。この姿勢に加え、「蹻=足を高くあげて歩く・力強く歩く様・敏捷」を病むと考えた時、パーキンソン病をはじめとするような錐体外路系の変性疾患に対して、陰蹻脈は適応かと考える。

・陰蹻脈の病証では、表に異常がなく裏が病み(表面上に異常がないが症状が強いなど)、夜に症状がでる事が多い。

・『列缺+照海』の配穴は、肺/腎の関係というより、絡穴の性質(表裏をつなぐ)を介しての大腸/腎の卯酉関係に基づくものと考える。手陽明大腸経との配穴をもう少し研究すべきか?

・陰を病むと熱を生ず。

 

※昌陽之脈腰痛…腰痛が脇肋までひきつれ、視界がぼやけ、甚だしい時には背中が反り返り、舌が巻き上がって話せない。

※-素問刺腰痛篇第四十一-に記載の『昌陽之脈』を、陰蹻脈とする説もある。「昌陽」は復溜の別名でもあるが(「内筋」は交信の別名)、復溜も陰蹻脈に係わるという事か?

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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