Bl66)足通谷(zu2tong1gu3)(あしつうこく)
【取穴】
足の第5指、第5中足指節関節の遠位外側陥凹部、赤白肉際。
【名の由来】
「通=流通」「谷=陥凹」。本穴が足太陽経の榮穴であり、脈気が通過する場である事から。
【要穴】
『足太陽経榮水穴(水経水穴/水気の強い穴)』
【作用】
〔瀉〕瀉金・疏風清熱
【弁証主治】
◆大腸湿熱証「身熱を治す」「水経水穴/金生水/実すれば其の子を瀉す」
黄疸・歯痛・口渇・排便異常・アレルギー疾患・脈浮など
◆足太陽経(筋)病
発熱、リンパ節腫・発熱による疼痛・項頚部痛・鎖骨窩痛・脇痛・腰背部痛・こむら返り・踵痛・足第5指痛・身体を揺すれないなど
【配穴】
+顖会…鼻水が止まらない
【症例/個人的見解】
・水陽経の水穴は全経穴中、最も水陽性が強い。そういう意味では金性(肺/大腸・皮毛・鼻など)に対する瀉法にも応用できるのではないだろうか?
・榮(火/水)穴は木(筋)を挟む。故に各経筋病にも使い勝手が良い。
編:はりきゅう治療院 伍行庵
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