ED、男性生殖器疾患, 腰背部痛, 足太陽膀胱経, 坐骨神経痛, 排尿障害, 排便異常, 仙骨神経後枝

中髎(ちゅうりょう)

BL33(zhong1liao2)(ちゅうりょう)・中空・太陽中絡・巨陽中絡・会陰之脈

【取穴】

仙骨部、第3後仙骨孔。

※第3後仙骨孔は、BL32)次髎から擦りおろし、最初の陥凹部にある。

・筋肉:仙棘筋 Sacrospinalis M

・運動神経:脊髄(仙骨)神経後枝

・知覚神経:中殿皮神経 Middle clunial N(仙骨神経後枝)

・血管:外側仙骨動脈

【名の由来】

「髎=骨際にある陥凹、孔」。後仙骨孔を併せて「八髎」と称す。本穴は第三仙骨孔に相当する。

※八髎~会陽(~会陰)の行を「太陽(巨陽)中絡」・「会陰之脈」と呼ぶ。

【交会】

・経絡(4):足太陽経-足少陽経-足厥陰経-(督脈)

※素問・奇経八脈考には「督脈の合」とある。

【作用】

〔補〕健補腰腿

〔瀉〕通理下焦

【弁証主治】

◆足太陽経病

風邪・発熱による疼痛など

◆足少陽経病

口苦・溜息・脇肋痛・足首痛など

◆足厥陰経病

ED・泌尿器(排尿障害)、婦人科疾患・更年期障害・皮膚の乾燥、顔に粉をふき色つやがなくなるなど

◆督脈病

躁鬱・注意欠陥多動性障害、統合失調症・頭が重く、ふらふらする・肩背部痛・痔など

【主症主治】

腰痛、坐骨神経痛便秘

【私見】

・本穴の腹腔側(第3仙骨神経前枝)からは、骨盤内臓神経 Pelvic Splanchinic nerve(副交感神経 Parasympathetic)が起こる。特に第3仙骨神経由来の神経線維は最も貢献する。骨盤内に分布する副交感神経線維は、膀胱と直腸を収縮し、それぞれ排便と排尿を起こし、勃起を生じる。(出典:臨床のための解剖学)

・上記のことから、本穴は便秘・排尿障害・EDなどには使用すべき穴と考える。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
℡048-851-9675

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