SI2)前谷(qian2gu3)(ぜんこく)・手太陽
【取穴】
小指、第5中手指節関節尺側の遠位陥凹部、赤白肉際。
※軽く拳を握り、小指の中手指節関節掌側横紋の尺側端にある。
【名の由来】
「谷=骨と肉の間の陥凹」。本穴が第五指中手指節関節の前、骨際に在る事から。
【要穴】
『手太陽経榮水穴(火経水穴/水克火)』
【作用】
〔補〕養筋活絡
〔瀉〕疏風清熱
【弁証主治】
◆傷寒太陽病「身熱を治す/水克火」
発熱・黄疸・リンパ節炎・汗がでない・強い頭痛・眼痛 ・鼻血、鼻づまり・咳嗽など
◆手太陽経(筋)病
発熱による疼痛・視力低下(ピントが合わない)・耳鳴・下顎痛・項頚部痛・頚部静脈瘤・肩、肩胛骨痛・上肢後内側の痛み、火照り・第5指痛など
【配穴】
+委中…尿の色が異常
【症例/個人的見解】
・榮(火/水)穴は木(筋)を挟む。故に各経筋病にも使い勝手が良い。
編:はりきゅう治療院 伍行庵
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