腰背部痛, 足首、足、踵痛, 足太陽経筋, 足太陽膀胱経, 原穴

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郄穴〔通経活血〕, 腰背部痛, 陽維脈, 足首、足、踵痛, 足太陽膀胱経

金門(きんもん)

BL63)金門(jin1men2)(きんもん)・関梁

【取穴】足背、外果前縁の遠位、第5中足骨粗面の後方、立方骨下方の陥凹部。

【名の由来】「金門=戒律厳しい軍隊」。本穴に至って脈気はほぼ足少陰経に移り、ゆとりなく厳しい脈状となる事から。

【要穴】

『足太陽経郄穴』

『陽維之別属(起始)』

【交会】・経絡(2):足太陽経-陽維脈

【作用】〔瀉〕清熱散風

【弁証主治】

◆太陽経の痛症

発熱による疼痛・頭痛・下顎痛・項頚部痛・鎖骨窩痛・肩、肩胛骨痛・上肢後内側痛・第5指痛・脇痛・腰背部痛・排尿痛・痔・部位がはっきりしない疼痛・こむら返り・踵痛・足第5指痛・身体を揺すれないなど

◆陽維脈病「寒熱に苦しむ」

寒熱症状・※尸厥・※霍乱・てんかん・躁鬱・胸苦しさなど

【弁証配穴】

『郄会配穴(骨):大杼+養老・金門・跗陽』…骨病

『郄会配穴(筋):陽陵泉+金門・陽交・跗陽』…筋病

【主症配穴】

+申脈…急性の頭痛〔眩暈や後頭部の強痛がある場合+手三里〕

+聴会…難聴

+丘墟…こむら返り

+承山…全身の痙攣

【症例/個人的見解】

・陽経の郄穴は手足同名経の痛みに対しても影響を及ぼすのではないだろうか?

・陽を病むと寒を生ず。

 

※尸厥…発作性の昏倒。手足の冷え・鳥肌・顔色が青黒い・うわごと・咬い締め・めまい・呼吸微弱、脈絶微弱など。

※霍乱…熱中症に類する。突発性のひどい嘔吐と下痢、胃の気持ち悪さ。寒・熱・乾・湿の区別があり、筋肉の痙攣(特に腹筋・腓腹筋)を生じることもある。コレラや細菌性食中毒も該当。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675
禁灸穴, 脳、神経症状, 陽蹻脈, 足太陽膀胱経, 八宗穴/八脈交会穴, 十三鬼穴(多動性精神疾患), 柔軟性向上・ストレッチ

申脈(しんみゃく)

BL62)申脈(shen1mai4)(しんみゃく)・鬼路(gui3lu4)(きろ)・陽蹻

【取穴】足外側、外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部。

※外果下縁の下方陥凹部にある。BL62)申脈に対応する内側の経穴はKI6)照海である。

【名の由来】「申=伸」「脈=筋脈」。本穴が陽蹻脈の生じる処であり、筋脈を伸びやかにする効がある事から。

【要穴・交会】『八宗穴/八脈交会穴(×陽蹻脈)』

※正穴中、特に奇経の性質が強い。

【作用】〔瀉〕袪風通絡・清利頭目・舒筋活絡

【弁証主治】

◆陽蹻脈病「陰緩み陽急す」

悪寒発熱・てんかん・統合失調症睡眠障害・半身不随・めまい・頭痛〔金鍼。痒麻が主ならば補、疼痛が主ならば瀉〕・眼疾患〔繆刺〕・鼻血・腰背部痛・下肢外側のこわばり、外反足・むずむず脚症候群・パーキンソン症候群など

◆足太陽経病

発熱による疼痛など

【弁証配穴】

『八脈交会配穴:申脈+後渓/督脈病』

+飛揚+患部周囲の夾脊穴…足太陽絡脈の実証〔申脈は繆刺法…反対側を瀉血〕

【主症配穴】

『十三鬼穴:水溝〔左禾髎~右禾髎の透刺?〕⇒少商〔3分刺入〕⇒隠白〔3分刺入〕⇒太淵(大陵)〔5分刺入〕⇒申脈〔火鍼3分〕⇒風府⇒頬車〔温鍼〕⇒承漿〔左頤孔~右頤孔の透刺?〕⇒労宮(間使)⇒上星⇒会陰⇒曲池〔火鍼〕⇒鬼封〔瀉血〕/精神疾患』〔水溝から順に、症状を見ながら一つ一つ穴を加えていく。後渓を加えると尚良し〕

【症例/個人的見解】

・繆刺を多用。

・個人的には、陰陽蹻脈は、中枢神経系との関わりが強い脈を考えている。精神疾患やパーキンソン、むずむず脚症候群などには多用している。

・筋を緩める効果は高く即効がある。

・古典には「禁灸穴」とある。要注意。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675
経(金/火)穴〔喘咳寒熱を治す〕, 腰背部痛, 陽蹻脈, 足首、足、踵痛, 足太陽経筋, 足太陽膀胱経

僕参(ぼくしん)

BL61)僕参(pu2can1)(ぼくしん)・安邪(an1xie2)(あんじゃ)

【取穴】足外側、BL60)崑崙の下方、踵骨外側、赤白肉際。

【名の由来】「僕=しもべ」「参=拝謁する」。本穴が腰痛の特効穴であり、腰痛で腰をかがめている様が、家臣が拝謁するのに似ている事から。

【交会】

・経絡(2):足太陽経-陽蹻脈

※一説には、僕参は「陽蹻之経」とも。

・経筋:足太陽経筋の結す処(踵外、外踝)

【作用】〔瀉〕舒筋活絡・利腰腿

【弁証主治】

◆足太陽経(筋)病

悪寒発熱・発熱による疼痛・項頚部痛・鎖骨窩痛・脇痛・腰背部痛・こむら返り・踵痛・足第5指痛・身体を揺すれないなど

◆陽蹻脈病「陰緩み陽急す」

てんかん・統合失調症・睡眠障害・半身不随・内眼眦痛〔巨刺法〕・下肢外側のこわばり、外反足・部位がはっきりしない疼痛など

【配穴】+内庭…膝踵痛

【症例/個人的見解】

・陽が病むと寒を生ず。

・腰痛治療には効果が高い。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675
経(金/火)穴〔喘咳寒熱を治す〕, 腰背部痛, 致残十八穴, 風邪、呼吸器疾患, 足太陽経筋, 足太陽膀胱経, 妊婦禁鍼

昆侖(こんろん)

BL60)昆侖(kun1lun2)(こんろん)・崑崙・下崑崙・厥陽

【取穴】足関節後外側、外果尖とアキレス腱の間の陥凹部。

【名の由来】神山の名。本穴が頭部の諸疾患(特に水病)を主治する事から。

【要穴】

『足太陽経経火穴(水経火穴/水克火)』

『根結:足太陽之注』

【交会】・経筋:足太陽経筋の結す処(踵外、外踝)

【作用】〔瀉〕鬱熱清降・泄血去瘀・寒湿温散・通絡散滞・清利頭目・舒筋活絡

【弁証主治】

◆傷寒太陽病「喘咳寒熱を治す/水克火」

急性の悪寒発熱、咳嗽・小児のひきつけ〔灸〕など

◆足太陽経(筋)病

発熱による疼痛・項頚部痛・鎖骨窩痛・脇痛・腰背部痛・こむら返り・踵痛・足第5指痛〔瀉血+局所灸〕・身体を揺すれないなど

【主症主治:『馬丹陽天星十二穴/急性の喘息発作、強い胸苦しさ・腰、臀部のひきつれ〔鍼7分+灸5壮〕』】

【配穴】

+犢鼻…風邪

+湧泉…身体の奥の鈍痛

+承山…眼痛・こむらがえり

+中封…急性腰痛〔瀉法〕

+養老…腰椎椎間板ヘルニア〔慢性化したものには+伏兎〕

+委中…手足の重怠さ

+太渓…慢性の膝痛・踵痛〔補法〕

【症例/個人的見解】

・古典には、「妊婦刺之落胎」とある。要注意。

・本穴が足太陽経の経穴であること、また馬丹陽天星十二穴にも喘息の記述があることなどから、呼吸器疾患にはぜひ試したい。

・武術的な「致残十八穴」の一つ。捻挫、打突により足に力が入らなくなる。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675
郄穴〔通経活血〕, 脳、神経症状, 陽蹻脈, 足首、足、踵痛, 足太陽膀胱経

跗陽(ふよう)

BL59)跗陽(fu1yang2)(ふよう)・附陽・付陽

【取穴】下腿後外側、腓骨とアキレス腱の間、BL60)崑崙の上方三寸。

【名の由来】「跗=寄り添う」。本経の陽気が飛揚から足少陰経に移り、本経自体の脈気が弱くなっていく事から。

【要穴】『陽蹻脈郄穴』

【作用】〔瀉〕舒筋利節

【弁証主治】

◆足太陽経病

悪寒発熱・発熱による疼痛など

◆陽蹻脈病「陰緩み陽急す」

てんかん・統合失調症・睡眠障害・半身不随・内眼眦痛〔巨刺法〕・腰背部痛・下肢外側のこわばり、外反足・部位がはっきりしない疼痛など

【弁証配穴】

『郄会配穴(骨):大杼+養老・金門・跗陽』…骨病

『郄会配穴(髄):懸鐘+交信・跗陽・水泉』…髄病

『郄会配穴(筋):陽陵泉+金門・陽交・跗陽』…筋病

【主症配穴】

+公孫…鼻血・のぼせ

+中脘…手足のだるさ

【症例/個人的見解】

・陽が病むと寒を生ず。

 

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675
絡穴〔去痰化瘀〕, 腰背部痛, 足太陽経筋, 足太陽膀胱経, 鼻疾患

飛揚(ひよう) ※蹻五(きょうご/伍行庵オリジナル)

BL58)飛揚(fei1yang2)(ひよう)・厥陽・飛陽・厥揚

【取穴】下腿後外側、腓腹筋外側頭下縁とアキレス腱の間、BL60)崑崙の上方七寸。

※BL60)崑崙の上方、BL57)承山の外下方一寸にある。

【名の由来】「飛揚=高く飛ぶ」。本穴の位置が跳躍時に膨隆する事から。また「飛=突然」。本穴より足少陰経に突然別れ出る処からとも。

【要穴】

『足太陽経絡穴/踝の上七寸、別れて少陰へいく

『根結:足太陽之入』

【作用】

〔補〕止血

〔瀉〕舒筋活絡

【絡脈主治】表裏にまたがる症状・足太陽絡脈の瘀血痰飲証 

〔補〕鼻血 

〔瀉〕頭痛・鼻づまり・項頚部痛・腰背部痛

【弁証主治】

◆足太陽経(筋)病

風邪・発熱による疼痛・鎖骨窩痛・脇痛・坐骨神経痛・膝の炎症・こむら返り〔鍼7分+灸5壮〕・踵痛・足第5指痛・身体を揺すれないなど

【主症主治】痔・下肢のムクミ

【弁証配穴】

『原絡配穴(腎⇒膀胱):太渓+飛揚』…腎の所生病

+申脈〔繆刺法…反対側を瀉血〕+患部周囲の夾脊穴…足太陽絡脈の実証

【主症配穴】

+上星…鼻水

+印堂…鼻づまり

【症例/個人的見解】

・絡脈は皮下静脈との関わりが深いので、瀉血が有効。

・絡脈としての飛揚は鼻に関する主治が多い。花粉症などに応用できるかと思う。

 

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※蹻五(qiao2wu3)(きょうご)

※伍行庵オリジナル。

【取穴】下腿後外側、腓腹筋外側頭下縁とアキレス腱の間、BL60)崑崙の上方五寸。

【名の由来】本穴が踵(蹻)の上五寸にある事から。

【要穴】『標本:足太陽之本(踵上五寸)』

※原文には「足太阳之本、在跟以上五寸中」とある。

【弁証主治】◆足太陽経病

風邪・発熱による疼痛・※会陰之脈腰痛など

【症例/個人的見解】

・『足太陽之本』である「跟上五寸」には該当する経穴がないが、『素問刺腰痛篇第四十一』にも治療のポイントとしての記載がある。飛揚~附陽の変化(筋硬結・静脈の浮沈・色など)は、眼疾患(足太陽之標)・腰痛の診断・治療に役立つと考えられる。

 

※会陰之脈腰痛…痛む部位に流れるように汗が出て、咽が渇き、水を飲むと動きたがる。

※会陰之脈…八髎穴から会陽に至るライン。巨陽之中絡。

編:はりきゅう治療院 伍行庵
埼玉県さいたま市中央区上落合2-5-35-1F
☎ 048-851-9675